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価格 : 2,310 円
今、日本企業は、ライブドア問題で、大揺れに揺れている。こんな問題は、本書がすでに4年前に、'本当の’企業価値を高める経営とは何かを提言して以来、時代が後追いしてきた感がある。本書は、極めて先見の明のある(あった)専門書だ。その分析の柱が、'フリー・キャッシュフロー'だが、これは実はレッキ〜とした英文会計用語だ。その定義は、本書でも出てくるが、その実務的応用の仕方とか、考え方を、るる本書で説いている。 著者は、この後(2年後に)、再度同出版社から、この本の実務篇(決算書の読み方)を上梓する。会計・財務分野で日本有数のこの出版社から、同一人物がわずか2年以内で連続2冊出版するとは、極めて異彩だ。 本書は、CEOへの啓蒙書だ。著者独自の見解が貫かれている。その理論的展開も分析論も、むしろ修士レベルの講座内容と遜色ない。今、企業はなぜFCF経営を重視せねばならないか、その接近法が、FCFといえる。でも不思議、FCFのタイトル本は、洋書も和書も、見当たらない?ずばり、本書のみの独占市場か。今回のライブドア事件からの教訓も入れ、改訂版を期待したい。 本書は、決して読みやすい本ではない。また、ヒトリで読んでいても面白くなく、前に進まない。これは、社内勉強会とか、外部セミナー、さらにMBAコースなどの格好なテキストブックになりうる。FCFコンセプト自体が未だ馴染みのない会計用語なので、いろいろ基礎的勉強から入ろう。 しかしながら、本書とて弱点もある。(1)専門書であるがゆえに、「索引」が巻末にほしい。(2)巻末資料の企業ケースの財務データ(表)にも、文中で論議されているFCFの具体的数値を入れてほしい。その計算過程も見せてほしい。(3)文中のケース構成も、問題(点)の明示と模範解答?くらいも列記してほしい。いや、こんな注文をつけても、本書の価値は揺るがない。著者の将来性へ大きく賭け四捨五入して「5点」とする。Good Luck! 永田 清 拝 (自悠人)
キャッシュフローについての類書はそれこそ入門用から星の数ほどありますが、本書は多少なりとも会計やキャッシュフローについて触れたことがある方にとってメリットのある本です。キャッシュフローに関連する論点や指標の使い方、考え方などについてかなり体系的、網羅的に書かれているので実務に携わる人には有益な示唆があると思います。逆に言うとまったくの入門者の方には多少難しい面があるとは思います。