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1. とても良い |
馬場伸一さん |
書き込み日: 2004年06月13日 |
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教科書らしからぬ教科書 |
およそ学問の本で「面白くて、ためになる」ということを達成している本は少ないが、この本はその希有な達成例である。組織行動学の教科書として「も」使えるように設計されているが、教科書らしからぬ面白さだ。 組織行動学(Organizational Behavior:OB)は今や経営学の基礎科目であり、MBAコースの必須科目として課されている。筆者いわく、 「経営学のフェアウェイ(本流)にありながら、OB(アウト・オブ・バウンズ)というのは皮肉なことだ。」 …こういうユーモアが随所に見られるばかりではなく、コンピテンシー、モティベーション等々、今日の組織経営に関する最新の知見と深い洞察が生き生きと語られていて、実にエキサイティングな本である。 本書の「第一の想定読者層」であるビジネスパーソン、実務者にとっても決して敷居が高くない。具体的で身近でありながら、理論的学問的系譜をきちっと跡づけてくれるという点では、非常に親切である。現実をよく説明してくれるだけでなく、現場の実践に役立つ理論が、優れた理論であるというスタンスは、非常に共感できる。筆者が何度も引用するクルト・レヴィンの箴言「よい理論ほど実践的なものはない(Nothing is so practical as a good theory.)」というポリシーの実践である。 |
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