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競争戦略論 一橋ビジネスレビューブックス

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とても良い / 口コミ件数 : 16


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1.  とても良い シゲさん 書き込み日: 2003年08月15日

戦略経営論のフレームワーク整理に役立つ入門書

ビジネススクールで戦略経営論を学んでいる下名にとって非常にありがたい一冊だった.ゼミの教授の推薦もあったので購入してみた.戦略経営論と言えばMichael E.Porter から学習するのが常であるが,日本語訳は非常に読みにくく,落としどころがつかみにくいというのが本音,そこでこの書籍が役立つ.内容は大きくは,ポジショニング,資源,ゲーム,学習アプローチに関する個々の基本的な説明とそれらの複合的解釈を展開,教科書的な側面が強い記述である.最終的な結論は理論で全ての事象を説明できないといわんばかりの終わり方であり,少し物足りなさが残らなくはないが,それはそれ,戦略経営論の初期段階を学習すると割り切れば問題ない.Barney, Hamel, Brandenburger, Mintzberg 達の基本的な考え方を系統立てて整理してあるので,短時間で戦略経営論の概要をつかむことができる.ここから個別の経営学者の書籍を読破していくという勉強の仕方も考えられる.専門書は概要をある程度つかんでから深堀していくと理解が深まる場合もある.特に専門外の人が勉強を始める場合には有効かもしれない.下名は現在そのような勉強方法で経営学の知識を構築している.



2.  とても良い 石坂 哲さん 書き込み日: 2008年11月03日

戦略論の体系を理解するためには最適な入門書

本書は、戦略論の全体像を理解するための「優れた教科書」といえる。

著者曰く、「本書で重視したのは、個々の理論の詳細を正確に記述することではなく、理論的な考え方の全体像を把握した上で、現実に物事を考える姿勢である」とのこと。したがって、本書は、戦略論に関する個々の知識の羅列ではなく、戦略論全体像と各戦略論の個別の位置づけが理解できる様に、著者なりの工夫がされていて好感が持てる。

また、「日本人が書いた戦略論テキスト」というキャッチコピーの通り、ケースの大半が身近な日本企業の実例で解説されているので、読み進めていく上で事例把握の為の負担が少ない。

戦略論としてのオリジナリティには欠けるが、戦略論の全体像を理解するには最適の入門書ではないか。



3.  とても良い 両津博士さん 書き込み日: 2003年04月22日

体系だっている

とかく経営学というのは、人によって全く違う視点で話をしているので、議論がかみ合わないことが多い。要するに好き放題言いっぱなしなのである。

しかし、この本はそのかみ合わなさそうな議論をうまくまとめている。軸は2つ、外か内か、要因かプロセスか。

これほどまでに整理がうまい本は今までになかった。おすすめです。



4.  とても良い 草枕温泉老人さん 書き込み日: 2003年04月04日

戦略的論理が必要な実務家の必読書

管理職層のビジネスマンが、財務・マーケティング・生産管理といった個別の経営専門分野を超えて、これらを総合したいわゆるジェネラル・マネージャーとして企業や部門全体の戦略的経営を考えるとき,その論理を整理するのに本書は現在日本語で書かれた類書の中では最上の本といえる。

日本企業には戦略がないといわれることが多いが,良く考えてみればここで取り上げられような戦略は、各企業がそうとは知らずに実践しているケースが多い。問題は管理職層がここで書かれたような概念化の論理を理解していない為,日本企業には戦略がないように見えるところにある。

世の中では実務を知らない学者やコンサルタントと称する人種が、奇妙なカタカナを羅列したアメリカのテキストの直訳のような戦略本を良く考えもせず出版している。それらに比べると本書は、若手の学者が自分の頭でよく考えて、カタカナ語は最小限に抑え論理を概念化し、その概念を使って我々実務家も納得できるように分かりやすく日本の企業経営の実例を説明している。

注文をつけるとすれば,題名は「戦略的経営の論理」とでもしたほうが適当であった。又,ゲーム論的アプローチをポジショニング,資源アプローチ,学習アプローチと同列で論じているが,ゲーム論というと他の3つのアプローチにおいて分析ツールとしても使われることも多いので,これを「戦略のダイナミックアプローチ」とでも名づけて、行動理論や進化理論も包含する拡がりのある概念とすればよかった。



5.  とても良い この本を教科書としてつかった大学生さん 書き込み日: 2005年09月28日

事業レベルでの競争戦略をひとつの枠組みとしてまとめた良書

 
 経営戦略には、全社レベルの「全社戦略」と、事業部レベルの「競争戦略」があります。
全社戦略は、企業が成功するためにどの事業に力を入れるか、を説くものです。
一方、競争戦略は、企業の中の各事業がどのようにして他社との競争に挑むか、を説くのです。
本書の内容は、このうちの「競争戦略」に力点を置いて説明しています。

 企業が市場で競争していくとき、どういうポイントに気をつけて戦えばよいか。
本書の内容は、この一言につきます。

 本書では、そのときの着眼点を4つ用意しています。
自社が今いる環境の話、その環境をどうやってよい方向へ変えるかという話、
自社が今もっている資源の話、その資源をどうやって蓄積するかという話、
の4つです。

 つまり、企業の内部の話か外部の話か、今現在の話か将来の話か、
という2つの軸で、2×2=4種類の視点から事業の競争の戦略をまとめているんですね。

 それぞれの話は、ちゃんと経営学の有名な本の内容を要約しています。
これ一冊読めば、大学で経営学を勉強している大学生くらいの知識は
つくのではないでしょうか。ほかで経営戦略の話をきいてもは、
だいたい聞いたことあるぞ、となるのでは?

 各章の内容がしっかりとしていて、全体としても今自分が全体の
どこを読んでいるのかが非常にわかりやすいです。
図や表も入っていて、ビジュアルでわかるのもよい点です。

入門書として、かなりいいのではないでしょうか。



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