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スティーブ・ジョブズ-偶像復活

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

とても良い / 口コミ件数 : 34


価格 : 2,310 円





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1.  とても良い littlejohnさん 書き込み日: 2006年01月02日

スティーブ・ジョブズが如何に非凡な人間か、改めて実感できる本

スティーブ・ジョブズやアップルコンピュータに関しては、既に多くの出版物があり、語り尽くされている感があるが、何度読んでも面白い。

本書もその例に漏れず、多くの魅力に溢れている。際立っている点は、スティーブ・ジョブズのプライベートな部分を大胆に記述している点と、関係者への取材結果を踏まえて、スティーブ・ジョブズの人となりが良くわかる表現をしている点である。その結果、スティーブ・ジョブズのカリスマ性や偏執性等々、非凡な部分が浮き彫りになっている。

中でも特に感心したのは、1970年代、アップルIIを開発している頃から、ユーザーインタフェースに最大の関心を払っていたことである。このこだわりはその後も変わることなく、iMacやiPod等のヒット商品の源泉となっていると思うが、市場の隠れたニーズにいち早く注目する先見性と、製品として実現する行動力はすばらしいと思った。

一方、性格面で興味深かったのは、「過去をきれいに忘れる」という得意技である。人間、過去の失敗やいやな出来事はなかなか忘れることができない。イチローも、「忘れなくてはならないことを、忘れられるようになったらこれは武器です。」(日経ビジネス、2005.12.26)と言っていたが、この点を見習うことができたら、人間一皮むけるのではないだろうか。

また、本書は、翻訳も良かった。例えば、「古参社員たちは、この事態を「まぬけの増殖」と呼んでいた。」(90ページ)、「まぬけの増殖」とは、まさに妙訳である。

さらに、「我々は、不満をもらすだけで十分でした。ドーベルマンを放すような感じでした。びゅんと飛んでいって、そいつにかみついてくれるんですよ。」(118ページ)なども、その場面がまざまざと浮かんでくる。原文ももちろんすばらしいのであろうが、軽妙な日本語訳も、本書の魅力の一つと言える。

本書は、業界を問わず、製品開発に携わる人にとって非常に示唆に富んでおり、参考になる点が多いのではないだろうか。



2.  とても良い Thoreauさん 書き込み日: 2006年09月24日

あの、最新のジョブズ本

この本を読んだジョブズが激怒。出版社に販売中止を要請。出版社が言うことを聞かないと
見るや、アップルのオンライン・ストアからこの出版社(ちなみに、かなりメジャー)を追
い出した!

この過激な一幕を聞いてしまっては読まずにはいられないだろう。

初めての「一般人でもつかえるパソコン」マッキントッシュ、iPodとiTunesStoreによる
音楽配信産業の開拓、PixarでのフルCG長編映画という分野の開拓と大成功。3つの分野
で「アイコン」となったジョブズ。その半生記。その軌跡も凄まじいが、それよりさらに
面白いのは、ジョブズという人間の人格そのものである。どこまでが事実で、どこまでが
ストーリーテラーの腕なのか分からないが、とにかく、すさまじい。詳細はここで語って
も意味がないので、是非本書を読んでいただきたい。著者のヤングは、ライターや雑誌編
集者として長年Appleやシリコンバレーに関わってきているらしい。以前に別のジョブズ
本も出版している。また、多くの周辺人物にインタビューも行っているようで、内容の信
憑性はかなり高そうである。(そうでなければ、ジョブズ相手なら裁判沙汰になるだろ
う。)

とにかく、このページに辿り着いて、このレビューまで読んだ人なら、この本は読んで
損はないと断言できる。



3.  とても良い オールグリーンさん 書き込み日: 2006年01月17日

そして彼は偶像になった

Appleコンピュータの共同設立者でありながら数々の挫折を乗り越え、MacintoshでPC業界を、Pixarでアニメ映画業界を、そしてiPodとiTunesで音楽業界を制し、3つの業界のiCon(偶像)になった
スティーブ・ジョブスの人生の軌跡を描いた書である。500ページを超える本でありながら、スティーブ・ジョブスという男の人間性にスポットライトを当て、そのジェットコースターのような
人生を追っているので一気に読めてしまう。
彼がテクノロジーと60年代のサイケミュージックの中心地カリフォルニアで生まれ育ち、ボブ・ディランとコンピュータを愛して「僕たちをアホにする」とテレビを嫌ったという彼の人間性を見ていると、読んでいて共感する。
特にNeXTコンピュータの失敗から復活し、Pixar
のアニメ映画の成功でディズニーと渡り合い、著作権の障害を乗り越え音楽業界を説得して、iPodとiTunesで巻き返しを図る後半部分は読んでいると気分が高揚してくる。
「インターネット関連の起業ラッシュで問題なのは、会社を起こす人が多すぎるのではなく、すぐにやめてしまう人が多すぎることなんだ。やめたくなる気持ちもわかるよ。社員をクビにしたり、あれこれキャンセルしたり、難しい問題に直面したりなど、絶望するときや苦しいときが多いからね。でもそういうときこそ、自分がどういう人物で、自分にとって何が価値を持つのかわかるんだ」という彼の言葉は本当に彼の人間性からにじみ出てきたもので深く共感した。
翻訳も非常にこなれていて読みやすい。



4.  とても良い 五郎兵衛・風来坊さん 書き込み日: 2006年10月23日

「伝記」として読まさせてもらいました

小学生の頃の確か「2人のスティーブ」(だったと思う)という漫画を読み
子供ながらに初めて「パソコンというものを作った話」に痛く感銘を受けていたのを覚えています。
その影響か10数年たち初めてパソコンを買ったのも国産ではなくMacでした。
僕はこの話、ビジネス書ではなく一人の男の半生の「伝記」として読まさせてもらいました。
人格的にまるでマーブルケーキ色のジョブズ氏。リーダとしての天性の才能・またどうしようもならない
わがまま、癇癪を持つ人。最高のリーダーと「くそったれ」の両性を併せ持つ人間。でも、この人だから
ここまでできたといえることもわかりました。
数年前、テレビで「この業界では僕はもう老人ですよ。」と控えめに話していましたが、
どうしてどうして、まだまだチャレンジ精神は旺盛なようです。
いずれにしても個性が強く「人間として」は魅力的な人であると思います。



5.  とても良い 未来指向さん 書き込み日: 2005年11月25日

スティーブ・ジョブスというイノベーターについての好書です

こんな方に向いています。

・スティーブ・ジョブスとはどのような人か知りたい/興味を持っている人。
 またAppleの創設者でMacを作った人くらい認識しかない人
・仕事の関係でWindowsを使うようになって、最近のAppleやMacintoshの動向に疎い人
・CGアニメーション映画(特にディズニー)に興味がある人
・ジェラシックパークを見て以来、CG技術といえば"ILM最高"と思っている人
・PixarをCG制作会社のひとつと思っている人。PixarのCEOが誰だか知らない人

かなりボリュームがある本ですが、3日間もあれば一気に読んでしまうほど面白い本です。
スティーブ・ジョブスというとMacintochくらいしかイメージしていませんでしたが
この本を通じて、AppleやMSといったコンピュータ業界だけでなく、CG業界、音楽業界など
さまざまな業界に話がつながっていき、"この会社ってそういう背景があったんだ"とか、
以前Macintoch関連の雑誌に出てたあの人ってこういう人だったんだ、というつながりを発見できて非常に楽しめました。

また、仕事でほとんどWindowsを使っていますが正直それほど不自由は感じておらず、逆にここまで高めたビル・ゲイツのすごさも素直に認めています。ですが、心のどこかで、Macintochに、スティーブ・ジョブスに、未来のPC業界に革命を起こして欲しいと願っている自分がいることにこの本は気づかさせてくれました。

最後でスティーブ・ジョブスが、人生を無駄に生きていないか問う一文がとても印象に残っています。



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