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障害者の経済学

障害者の経済学

良い / 口コミ件数 : 14


価格 : 1,575 円





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1.  とても良い gehararigoさん 書き込み日: 2006年04月20日

重く深くウエットな世界を鳥瞰するのに良いクールな本

非常に長いタイトルとなりましたが、障害者福祉の分野の本を幾つか読んで感じたことは、重く深く当事者以外を拒絶するような印象を持たせる本が多いことです。翻ってこの本では、障害児の親でもある経済学者が、非常にクールに、同時に温かみのある視線で現在の障害者の福祉や教育問題を解説しています。 障害者問題を考える際に、第一に読むことをお奨めできる良書として読ませていただきました。 その後、更に他の本を読むことで相対的な理解が進むと考えます。 思えば、障害者の経済学は全く手付かずの分野ではないでしょうか? 就労すればどのような経済貢献が出来るのか? 障害者対策の社会的コストと政策効果は?といった分野での研究成果を今回のように分かりやすくプレゼンする続編を期待したいものです。



2.  とても良い 夢うささん 書き込み日: 2006年02月14日

まさに障害者問題は社会を写す鏡

著者の他の書を失礼ながら知らなかった。
経済学者としての冷静な分析と調査でわかりにくい福祉と
いうシステムを完結に説明されている良書だと思う。
しかも見事に当事者意識からの脱却をされている。
見習わなくてはいけない…。

より多くの方に読んで頂いてこれからの福祉の有り方を
みんなで考えていきたいものである。
随所にあるコラムは必読。



3.  とても良い hirosyotenさん 書き込み日: 2006年03月06日

今必要な視点

当事者である著者が冷静な視点で
障害者社会の現実や問題を読みやすく語っている。
障害者の生活や現実を知る上で、
最初に一冊としていいかもしれない。

福祉に対する健常者の意識の低さを痛烈に感じさせられた。
しかし、それ以上に自分という存在を受け入れる必要性を教えられた気がする。

今、必要な考え方はこういう視点なのかもしれない。

また著者の造詣の深さを随所に感じられた。



4.  とても良い 観光福祉フレンドシップ協会さん 書き込み日: 2008年04月02日

障害者問題の取っ掛かりにまず手にとって欲しい一冊

全体を通して、障害者問題一般についてこれから勉強してみたい方にとても読みやすい本です。

障害者福祉の書籍を分類すると主に、介護の専門書と、障害者福祉に関係する体験記や自叙伝の2つに分けられるように思います。どちらも障害者を取り巻く社会的問題について読みやすい内容とは言い難く、この分野に馴染みの薄い読者にとってはなお更のことです。前者は介護のプロや福祉業務に携わる人を対象としており、後者は、著者の自我が全面に押し出されている場合が少なくなからです。

一方、この障害者の経済学は、どちらにも当てはまらない新しいタイプの障害者福祉の書籍といっていえるのではないでしょうか。

著者の中島氏は、障害児の親という視点を離れ客観的な観点によりインタビュー調査を行い、障害者問題を経済学の観点から書き綴っています。

著者は、障害者の多くが、需要と供給に基づく市場経済の仕組みから離れた、税金を基本に日々の生活を支えられる社会システムの中で生活していることを紹介するほか、そのためにニーズ発信の機会が非常に少ないことなども取り上げています。

また、比較的閉鎖的な文化を持つ障害者福祉の分野でインタビュー調査を行なうことは容易ではないため、その点から考えても非常に価値のある一書だと思います。



5.  とても良い 高橋りう司さん 書き込み日: 2007年02月26日

障害者問題から現代社会の本質が見える

経済財政会議の八代氏は市場競争を強調する代表選手のような方。高齢者、農家、中小企業を弱者扱いするマイナス面を分析している。そこに障害者は含まれていない。障害者はかなり別の存在なのだろう。

中島隆信氏の『障害者の経済学』はぼくのような障害者に関する知識のない人に基礎知識を与えてくれる。身体・知的・精神障害者として認定されている人が850万人いること、養護学校(高校レベル)が授業料無料であること、養護教諭の仕事と待遇、授産所、施設のこと、自立支援法・・・・。本当にぼくは無知。

と同時に、障害者問題を考えるには「キチンとした・本質レベルに降りた思考」が求められ、現代社会が抱えるさまざまな問題の本質まで見えてくる。高齢化問題、ニートの問題、親子関係、教育(学力)問題などなど。 小中高生にそういう社会のトピックを学んでもらう未来問題解決プログラムでも、おりにふれて、生徒たちに投げかけたい。

前にかじった北海道の「べてるの家」のことも、もっと分かるようになった。



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