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Problems from the costumers' point of view |
この本は服飾史を世界史の視点から、或いは、教養として学びたい人にのみ向いていると思う。なぜなら、古代から近代に至るまでの服飾の移り変わりが、その社会背景と関連付けて体系的にまとめられているからだ。しかし、服飾史を勉強しようという者にとっては、次に挙げる二つの点が不満だった。 1.レファレンスとしての問題点 イラストは多数記載されている。しかし、そのソース(出典)が明記さ れていないため、Referenceとして使うことができない。さらにそれらのイラストの大部分がre-drawing(模写)であり、サイズが小さいため、衣装の詳細を見ることは困難である。 2.ディクショナリーとしての問題点 その時代ごとの特徴的な衣装の名称が、文中に繰り返し出てくるが、その名称の説明がテキストにも、図にもほぼ皆無である。 Readerが服飾の専門家ばかりだとassumeせず、専門用語はテキスト内で定義し、さらに図で示すなどといった配慮があればいいのだが。それに模写ではなく、実物(現存する美術品に描かれた衣装などの)の写真を多用し、その出典を明記してもらえるとありがたい。 |
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