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星を継ぐもの (創元SF文庫)

星を継ぐもの (創元SF文庫)

とても良い / 口コミ件数 : 56


価格 : 693 円





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1.  とても良い inspironさん 書き込み日: 2005年08月19日

ハードSF?ノー、全ての読書家へ

この作品はハードSFとして紹介されていることもあって、苦手な人は敬遠していると思う。私もそうであったのだが、読んでびっくり、長編SF小説の中でもベスト10級の面白さ。
無駄な部分が無く、一気に読ませる。最後までぐいぐい引っ張る謎と、驚きの解明。
登場人物の魅力もあり、設定や科学的な古さも感じられない。
SF好きで、いえ、全ての読書家の方々へ、まだ読んでない人は損してます。



2.  とても良い yukkiebeerさん 書き込み日: 2003年03月16日

著者の想像力の際限のなさに酔える傑作

 人類の起源について想像を絶するような仮定を本格ミステリの要素をふんだんに盛り込んで編み上げたハードSF巨編です。私はSFというものはあまり読みませんし、かりに読むとしてもファンタジーの要素の強いもののほうを好むので、この作品のようにハードSFとよばれるジャンルのものはほとんどお初といってもよいと思います。そんな私にこの作品は、人間というのは果てしない想像力を備えた偉大な生き物なのだということを感じさせ、脳髄がしびれるような心地よい読書体験を与えてくれました。

 そしてぜひ指摘しておきたいのは、翻訳を担当した池央耿氏の類いまれなる能力です。氏が巧みに操る日本語は天下一品。翻訳小説では時に読書の流れを止めてしまうようなつたない訳文に出くわすことがありますが、池氏の訳文は実にわかりやすく、また文学的な美しさに彩られています。翻訳小説というよりもこの作品がそもそも最初から日本語で書かれたかのような錯覚に陥ります。お見事としか言いようのない仕上がりです。これだけの英語翻訳が出来るのは今の日本では柴田元幸氏か池氏くらいではないでしょうか。

 このすぐれたSF作品が池氏のようなすぐれた翻訳家と日本で邂逅したというのは、まさに天の配剤としか言いようがありません。そしてその日本でこの本が読めたことに感謝したいと思います。



3.  とても良い マネキネコさん 書き込み日: 2006年07月16日

なぞがなぞを呼ぶ!月のアイスマン

謎解きの楽しさと理路整然としたストーリー展開で読者を裏切らない優れた作品だと思いました。あなたも、読み進むうちに自分なりの謎解きとホーガンが用意したストリーが抜きつ抜かれつし始めるのを体験することでしょう。そしてラストを迎えたとき、あなたの推理はホーガンを捕らえているかどうか。ぜひ読んでで試してください。                                 ちなみに、派手なアクションもヒーローも出てきませんし、イカのような侵略者も出てきませんからそちら好きの人には物足りないかもしれませんが、2001年宇宙の旅のような、スケールの大きさが楽しめるでしょう。



4.  とても良い さん 書き込み日: 2002年03月22日

ホーガン流ハードSFの最高峰

傑作の多いホーガンの作品の中でも、ピカイチと言ってよい素晴らしい出来栄え。登場人物も魅力的で個性にあふれ、随所にホーガン流の、科学技術に対する強い信頼感があらわれている。特に人類の起源という大問題に対して、主人公(理論物理学者)を中心に生物学者など、多くの科学者が論争を展開し、次第に謎が解きあかされていく様はSF好きにはたまらないワクワク感がある。ちなみに映画好きの小生、十数年前に初めて読んだ時は映画化は難しいかと思ったが、今ならばCGを駆使すれば十分可能であると考える。将来良質の映画になることを期待しているのだが・・・。



5.  とても良い 読者さん 書き込み日: 2006年06月01日

これこそ本当の知的謎解き

この小説はこれまで読んだSF、ミステリー小説の中で最高の小説だと
思います。
SFというとすぐレーザガンを乱射する主人公を思い浮かべてしまい
ますが、この物語は派手なアクションは一切ありません。その代わり、
知的好奇心を非常にくすぐられる物語です。

物語は月の開発作業中に、地球の氷河期時代と同年代の宇宙服を着た
ミイラが見つかる事から始まります。
このミイラの研究チームに所属した主人公は、この謎の人物が何者であるのか
他の科学者達とつきとめていきます。遺留品の調査結果と仮説により次第に
この人物の正体が明らか?になっていく過程は、読み手をどんどん物語に
ひきつけ、読み手もその研究チームの一員になったような気さえさせて
くれます。また、続編がありながらもこの1冊だけでも十分楽しめるように
なっているのも好感を受けます
(多分続編を読みたくなってしまうと思いますが。。。)。

この物語の謎は続編「ガニメデのやさしい巨人」、そして 完結編
である「巨人達の星」でさらに明らかになっていきます。

ちなみに私はこの小説を読んで10年程前、地球で氷河の跡からミイラが
見つかり一時期マスコミでも取り上げられていた事を思い出します。
彼がどのような人物で、どのような死を迎えたのか仮説を取り上げた
特集がNHKで放送されましたが、その時まさにこの小説のような学者達のやり取りが起こったのではないかと想像します。

是非読んでみる事をお勧めします。



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