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4. とても良い |
蒙御免さん |
書き込み日: 2002年06月16日 |
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シュルレアリスムは“シュール”ではない |
この分野の第一人者である巌谷氏による講義録です。ブルトンの自動記述というそもそもの歴史から説きおこしてありますが、堅苦しくなく読みやすい内容で、シュルレアリスムの精神を理解するには最適の書と言えると思います。 普通「シュール」と区切られ、「個人的な幻想・主観」というニュアンスで受けとめられがちなシュルレアリスムですが、この本を読むとそのような見方は完全にひっくり返ることでしょう。そもそもシュルレアリスムは、流布しているイメージとは全く逆に、むしろ主観を排して「客体そのまま」を捉えようとした運動だった、と言うのですから。 全3章からなり、最初のシュルレアリスムについての章を踏まえて「メルヘンとは何か」、「ユートピアとは何か」についても発展的に講義がされていますが、どれも私たちの常識的なイメージで固まった頭を快く揺さぶってくれる、知的な刺激に溢れた内容です。この本を足がかりにして、いろいろと興味が広がる方も多いのではないでしょうか。 |
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