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「できる人」はどこがちがうのか (ちくま新書)

「できる人」はどこがちがうのか (ちくま新書)

良い / 口コミ件数 : 27


価格 : 756 円





クチコミReview一覧
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1.  とても良い 希望を探してさん 書き込み日: 2006年01月10日

子供にはスタイル作りを

「できる」ためには何が必要か考えた一冊です。その答えは、「成功のスタイルを確立すること」です。つまり、子供の頃に成功体験しておくと、それが核になって応用が利くということです。子育てする上で、参考になる一言です。その他、参考になった言葉は次の通りです。

・学校の主な役割は上達のプロセスを普遍的な形で把握させることにある。
・ある領域での上達の体験が核となって他のジャンルの事柄にチャレンジした時にも、その体験を生かすことが出来る。
・上達を根底から支えるのは、「あこがれ」
・自分のスタイルを持つことが出来るのは、非常な喜びである。
・暗黙知をいかに明確に認識するか。
・要約の基本は、肝心な物は残し、その他は思い切って捨てることにある。
・個性は生まれつき持っているもので、スタイルは習熟によってのみ得られるものである。
・自分にとって誰が先行者であるのか。この問題意識を保ち続けることが上達の秘訣である。
・テキスト探しが指導者の重要な仕事になる。
・自分の知らないことが何であることを上手く知ることが出来ない。
・幼少期に読んだ偉人伝が人生を生きるための基本的な上達論として心の中に残って作用することがある。
・繰り返し練習し、量が質に転化する瞬間を逃さないことが重要である。
・感動は、上達の根源的なパワーである。



2.  とても良い ぶっちさん 書き込み日: 2006年07月06日

よく研究されていて、すばらしいの一言。

人は物事がうまくいってるときには、どうしてうまくいったのかという過程を気にしようとはしませんよね。だから、うまくいかないときは「いつも通りにいかないなあ。こういう時もあるさ。」と、原因をつきとめないから、再び失敗するという悪循環に陥ってしまいます。やはり結果に波があることは賢明ではありません。そこで、方法を明確化させておく必要があります。  この本は、どんなことにも通用するような普遍的な上達論が書かれてあります。抽象的な概念に名前をつけたりすることで、理解が、かゆい所に手が届くようにしっくりいきます。この著者は、ホントに細かい所までよく研究されていてためになり、面白いです。読んで無駄なことは決してないでしょう。この著者の他の著書も面白いので読んでみてはいかがでしょうか。



3.  とても良い humpty-jumptyさん 書き込み日: 2004年10月09日

上達の秘訣を身につけ、充実感ある人生をおくる

人間なら誰しも、周囲から称賛される存在になりたいと思うものです。そのためには努力が必要ですが、ただがむしゃらにやったからといって効果が上がるとは限りません。
では、何かを身につけようと思ったとき、上達していく秘訣はあるのか。この問いに本書は応えるものです。

斎藤さんは、その上達する秘訣を、具体的には、「まねる力」「段取り力」「コメント力」に分けて説明しています。そしてその説明の中で、古今東西の、何らかの分野における「名人」を例にあげていく、という解説スタイルをとっています。

そして、このような普遍的な上達法を身につけることで、読者の人には自分のスタイルをもって生きていってほしい、と斎藤さんは言っています。だから、この本で述べられている上達法は、自分のスタイルを持つためのある種の「手段」として捉えるのがよいと思います。



4.  とても良い ちまちゃんさん 書き込み日: 2007年12月10日

思い出の本

以前、仕事で失敗ばかりしていた時に、当時の社長に「君はこれを読みなさい」と渡されたのが本書。こういった類の書は、著者が「俺は出来るんだぞ。だからお前もこうした方がいい!」という内容なんだろうなという偏見から、「うわぁー、読みたくねぇな。何でこんなもの読まなきゃならないんだろう」と思いました。
ところが・・・読んでみると、頗るおもしろいんですな。著者は決して自分が出来る人なんだとひけらかす立場ではなく、イチローをはじめとするスポーツ選手、徒然草、村上春樹等、具体例を挙げ、「できる」ということについてわかりやすく解説しています。興味深い話が散りばめられており、参考になると思います。
さて、著者は出来る人になるために必要な力とは、まねる力・段取り力・コメント力だそうです。
印象的だったのは時速300kmで走る一流のレーサーが、路のしみから前輪の近くを横切る小石まで見えたという話。びびりましたが、麻雀の世界で20年間無敗だった桜井章一氏のピタリとはまった時は伏せている牌が全て透けて見えたという逸話もあるので、本当なんだろうなぁと思います。まあ、これは真の達人にしか至れない境地でしょうが。
私が齋藤孝さんを知るきっかけとなった思い出の本です。又、齋藤孝さんの初期の著作なので、大量に出している最近の著書に比べ中身が濃いような気がします。レベルアップしたいと思っている人にオススメの本です。



5.  とても良い 鈴木純一さん 書き込み日: 2003年05月12日

上達論とは?

著者は「できる人」のことを「どのような場におかれても自分が上達する筋道が見える人」と述べており,上達するために身に付けるべき技術や知識はケース・バイ・ケースではあるものの,上達の「過程」には汎用性があるので応用性が高く,したがってそれを身につける意義が高いと言います.そして意識的にその過程を把握し,自ら進めていくことができるようになるための考え方や技法が提供されています.技法としては,「盗む力」「段取り力」「コメント力」など.全体を通して非常に多くの具体例を提示しながら説明が進むので,理解しやすい内容であり説得力も高くなっている.エピローグには著者がなぜ「上達の普遍的な論理」に関心を持っているかが書かれている.人間の心身のエネルギーバランス問題に塊??して,物事に対する上達可能性を提示している論旨には大いに納得できた.



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