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価格 : 945 円
職業安定所がどこに立地しているのか、同潤会アパートはどこに建ったのか。こうした当時の東京市民にとっては自明の理であった、文字に書けない様々なものは、今の私たちの常識からは消え失せている。確かに、文字に残される歴史とは、こうした言葉に残さない理由が省かれているのであろう。たかだか数十年の間に、時代は大きく変わってしまったようだ。現在が階層が二極化だといわれているが、それは戦後の一億層中流を前提としているわけであり、その前の時代が、今よりももっと上流と下流の差が激しかったことを忘れてはいけないのだと、つくづくと感じる。
今の東京がいったいどんな歴史的地層の上に建っているのか、それを知ることができる一冊です。 かねがね、自分が今暮らしている場所がいったいどんな歴史を抱えているんだろう、ということが気になっていました。 歴史の教科書に載っているような大雑把なことではなく、東京と言う街が抱えてきた、そしてその時代の人々が どんなものを作り上げてきたのか、それが知れてとても面白かったです。 自分が立っている場所をきちんと認識したい方にお勧めだと思います。
内容についてはそれなりに踏み込んであって良いのですが、文庫の割に値段が高いのと写真をもう少し載せて欲しかった。あと、一番がっかりしたのはタイトルの通り当時の地図が載っているわけでもないので、その辺に期待をすると私のように痛い目に会いますのでご注意ください。
可能ならばマイナスの評価にしたいです。 「昭和20年東京地図」とあれば、当時の地図を期待します。地図などまったく収載されていません。本書に掲載されている写真にしても昭和20年当時のものとは思えません。 タイトルは意図的ではないのでしょうが、受け取った側としては詐欺的行為にも感じられます。