普通 / 口コミ件数 : 13件
価格 : 2,100 円
人口と年齢、支出の傾向から見た予測本。 好況・不況は突然おきるものではなく、おこるべくしておきるんだなぁと。調整は必ずおきるものだっていうのをしみじみ感じました。 監訳者が述べている通り、予測を信じる事ではなく、予測立てる過程が大切なんだということは、覚えてきたいです。予測というものが親しみやすいものに変わりました。
人口動態を切り口に、主にアメリカ経済について書かれた本で、日本についての記述がどうしても少ない点は残念ですが、「実は世の中単純で、人口動態による消費支出の予想である程度予想可能なんだよ」という切り口は判りやすく、実際に今まであたっているのでしょうから信じることにしました。 日本では2008年から2020年にかけて人口動態上、消費支出が伸びやすい環境にあり好況になり、その同時期にアメリカは不況になるという予想も記述されています。アメリカが不況になって日本は好況という図式は実際にはピンとこないのですが、過去にも同様の現象はあったのですよね。 第8章のニューミリオネアエコノミーについては、これからの富裕層に対するマーケティングの指針が書かれてます。断じて富裕層ではない私でも、ショッピング時やサービスを受ける際にコンシェルジュ的なサービスを受けたいという欲求はかなり出てきますから、やはりそういった需要は確実にあるのだろうなと思います。
人口動態で景気の先行きを読むというのは、面白い!キチン、ジュグラー、クズネッツ、コンドラチェフのそれぞれの景気循環も結局は人が作ったモノの取替え需要だということだし、特にコンドラチェフの50年周期というのは、コンドラチェフが生きていた当時の人間の寿命もしくは労働寿命そのもの!学者の立場からすれば、全くの理論性はないだろうが、この本の内容が現実だと思われる。
景気は循環する、という単純な真実を書いているのだが その循環がどのようなプロセスを経ているのか、変化に はどの程度の時間がかかるかという通常は無視される点 を書いている。ストーリー的なまとめは面白いが、やや 長期的な視野に立ちすぎなので、明日どうなるかは 答が出ていない。投資をするには1つのシナリオを基準に すべきなので、そのシナリオと考えれば有益!
最近300年間の株価動向を、人口動態の変化そして新技術の成長と伝播の観点から分析している。人間が一生を通じてどの年代でどれくらい消費し出費するかというデータと世代人口分布から、いつごろ働き盛り世代や消費世代の人口がピークを迎えるかという分析を行い、その波が株価変動の波と一致することを示している。さらに新技術が普及する過程で調整があって参加企業数が淘汰されつつ拡大飽和期にいたる、という一般動向を唱えている。後半はアメリカの各投資分野別に分析して予測している。双子の赤字とかドルリスクとかアメリカの景気に悲観的な説が横行しているなかで非常に楽観的な見方であるのが際立っている。理屈は納得できるし記述が面白い(2004年発行。日本の景気に対しては、少子化高齢化で当分(数十年)回復しないだろうと予測しているから減点)。