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価格 : 1,890 円
「強い組織とはなにか」個人の強さに頼らない仕組みを持っている組織である。人は失敗もする。そのときにカバーできる組織が強い。どのような個人でもルールに従えば一定の成果を上げることができる。そんな組織が強い。そのことを例を挙げて説明してくれる。個人の力に頼る組織は、精神論に陥りがちである。仕組みを整えることで成果を上げることを考えるのが経営者である。
自らの経験に基づき、独自の視点を確立したうえでじっくり書かれた1冊です。独創性に満ちたエキサイティングな語りでした。
ともすれば独善的な香りが漂いがちなこの手の本ですが、本書はそういう本ではありません。著者が巻頭で予告したとおり「目から鱗」の記述がちりばめられています。
ビジネスモデルという言葉の今まで出会った中で最も説得力ある解説書でもあります。
ただ単に成功企業のビジネスの仕組みを紹介するだけでなく、なぜ強者は強者であるのかに徹底的に拘って書かれています。長い間、大手金融機関に勤務していますが、流通業界に限らず、なぜ日本的企業が成功を継続出来ないのか良く分かりました。本当に目から鱗の一冊でした。会社の同僚やそれ以上に、経営者や管理職に是非とも読んでもらいたい一冊です。
本書の多くは、セブン−イレブンとしまむらのベンチマーキングに割かれているが、単なる事例研究にあらず。 両社における事例はメッセージの補強でしかなく、事例の向こう側には優れた経営に対する崇高なメッセージが見える。 最終的に導き出される「優れた経営」のポイントは4点。 1.論理的経営 2.売上を目標にしない 3.しくみで動かす 4.コントロールと全体最適 1.論理的経営 日本企業の多くは「情緒的経営」に支配され、上手く立ち回ることが仕事であるかのように誤解される。それは機能集団ではなく、生活共同体。「理屈どおりに物事が進まないとすれば、理屈が間違っているか、運び方が間違っているか、誰かが怠けているか」という言葉が印象的だった。論理に妥協を許さない姿勢が大事と痛感。 2.売上を目標にしない 売上とは結果。経営の質を高めるには、なぜ売上が上がったか、下がったか、それを正確に理解し、次の行動につなげること。これができない限りは、外部要因だけで業績が良くなり、また外部環境が悪くなれば業績が悪くなる、というただの無策な経営者でしかない。 3.しくみで動かす 日本人はとかく「犯人探し」を行うが、それは正しいアプローチではない。人間の怠惰でさえも仕組に封じ込める。それが経営者として正しいアプローチ。誰が従業員であっても同じ業績を出せることが優れた経営者としての証。 4.コントロールと全体最適 ボトムアップの意見の集合体を経営方針と呼ばず、組織全体を一つのベクトルに向かって束ねる、そして、その通りに動くよう組織全体を統制する。ボトムアップとは、経営者としての無能さを言っているだけ。 経営に近いポジションで仕事をしている身としては非常に痛切なメッセージだった。 日ごろ、自分が正しいと思っていることも組織的な軋轢の中にあればどうしても弱腰になりがち。本書からは、そのような不条理にも常に戦い続けようという勇気をもらった。
最近読んだビジネス本で最もよかった。極めて説得力がある。述べられていることを、明日からでも試してみようという気になります。