 |
バーナンキ議長についてはそれなりの解説。現時点では充実した方だろう。FRBについては優れた解説書。 |
・現時点でバーナンキFRB議長について述べることは誰にとっても難しいことだが、彼のこれまでの発言を整理して解説しており、努力賞と言えよう。
・FRBの金融政策の変遷について丁寧に解説している。特に、 FRBの成り立ちの様子や、歴代のFRB議長が受けた政治からの圧力について述べた部分は、ちょっとしたドラマのようでおもしろい。また、薄々感じていたことだが、個々の政策委員が持論を表明できる日銀と、コンセンサス重視のFRBの違いが比較されており、役立つ。さらに、グリーンスパン前議長を神格化せず、彼の金融政策について冷静に分析しているところも長所。
・FRB以外に日銀、ECB、イングランド銀行などの金融政策についても適度に述べられており、参考になる。 |
 |