良い / 口コミ件数 : 12件
価格 : 800 円
県境についてのアレコレは、都道府県の雑学本でおなじみのテーマであるが、それだけで一冊にまとめてしまったのが本書だ。 地理雑学ファンなら、間違いなく買ってしまうテーマである。 特に面白かったのが、明治維新後の廃藩置県から現在の47都道府県の体制になるまでの経緯。 一時は数百の県があったことや、四国には2つしか県がなかったこと、福井県や富山県が石川県から相次いで独立していったことなど、興味深い情報が満載である。 今のような都道府県の区分になるまでには、住民たちの争いや政府の思惑などさまざまな要素があったのだなぁと非常に感慨深い。 その他の県境関係の雑学知識もなかなか面白く、特に境界の定まっていない「県境未確定地域」が、今でもたくさんあることには驚いた。 文章が少々こなれていないところもあるが、地理雑学好きなら間違いなく買いの一冊だ。
以前から、奈良県と三重県に囲まれた和歌山県の飛び地の存在が気になっていたが、本書を読んで、そのいきさつが、明治時代の廃藩置県に原因があることがわかった。ほかにも、新潟県に細長く食い込む福島県境の存在も初めて知った。 全国各地には奇妙な県境があるようで、本書はその代表的かつ面白いものを取り上げている。 最後まで興味深く読み進めることができた。
知らなかった!驚いた!というタイトル通りの内容です。ちょっとした機会に友人に本に 載っている話をすると、想定以上に盛り上がります。 地図って眺めているだけで面白いものですが、まさか日本にどの都道府県にも属さない 地域があるなんて思ってもみませんでした。また明治時代の廃藩置県のあとで県境が目 まぐるしく変わる事態に住民はついていけなかっただろうなあと思いました。一気に読 めます。雑学、うんちく好きの方にはピッタリの一冊です。
地図好きにはたまらなく、 更に歴史が好きならもっと楽しめる。 教科書で習う廃藩置県は4文字でしゃんしゃんと終わってしまうが、 実際にはそんな簡単なものではなかったとわかる。 一種のクーデター的なやり方ともいえるし、 住民たちの文化のせめぎ合いも見て取れる。 県庁まで行くのが数日掛かるからわかれたとか他県に移ったとか、 今では考えられないが成るほど。 ほんの100年ちょっと前の話のこと。 だったら巷で言われている道州制は理に適ったものかもしれない。 ただ住んでいるのが個々の人だというのは今も変わらないわけだから、 そんなに簡単にいくはずはないだろうけどね。
主に廃藩置県から引きずっていることが多いようですが ん?そんなことも?こんなことも?とトリビア的な 内容がたくさんあります。 有名な和歌山県の飛び地は政府の勘違いからだったらしいし また、住民の意思も強く反映されるのだということもあるらしい。 奈良県も一時期大阪府やら堺県に併合されていた時期も・・・。 今なお、県境未定地が23県にあるのだとか。 県境、市町村境が全て確定しているのは、 栃木、福井、奈良、島根、山口、徳島、愛媛、高知、長崎 の9県のみだそうです。 国境未定地についても述べられています。 すなわち、北方領土、竹島、尖閣諸島。 国境もそうだが県境や市町村でも利害関係が 絡むと問題になるのだが、行政を運営して行く上で 特に支障がない場合、地元住民も県境未定地を 知らないことが多いらしいです。 その他面白いのは、山形・新潟の間に幅1mで7.5km続く 福島県。 地図を見るのが好きな人にはたまらん1冊かも。