とても良い / 口コミ件数 : 2件
価格 : 7,770 円
インドの富を握るジャイナ教徒、実は我々が親しんでいる大乗仏教よりより原始仏教に近い。当時の仏教とジャイナ教の違いは仏教は動物までしか輪廻の対象としての生命を認めないがジャイナ教は植物、大地、火、水、大気にまで生命を認める。仏教僧は釈迦自身が豚肉にあたってなくなったように肉食を認めるがジャイナ教は菜食主義で肉食は認めない、仏教は苦行を否定するがジャイナ教は肯定するといった違いがあるだけ。ゾロアスター教、南北アメリカ、オセアニア先住民、コイサン族らのコスモロジーを井筒俊彦を使い解明していくのが目下の目的であるが資料が少ないので苦慮する。しかしジャイナ教の論理学はローティと井筒をつなぐものとして興味深い。
愛や慈悲という点でみるとキリスト教より仏教が優れ仏教よりジャイナ教が優れていると南方は評している。ガンジーの精神を涵養したのはかれの育ったジャイナ教的家庭にあると筆者は指摘する。不殺生戒が徹底してるのでジャイナ教徒は虫を殺す農業に従事できず生き物を殺す可能性のない金融業に従事する事が多くより生命色のない粗食で済まさねばならない。だから食の楽しみと無縁。不妄語戒がてっていしてて誠実なので商売相手として最適。無所有戒が徹底し生活の楽しみのような欲望を罪悪視するので究極は着る物も捨て家も捨て裸で山の行者として生き物をころさないために餓死するほど慈悲や愛を高めるのを理想とするが一般は極めて質素な生活を送ればいいだけ。遊びや生活の楽しみのような欲望に金を使うのを禁じられているので金をもうけても使い道が無くたまる一方。それが民族資本の半分を1%に足りぬ人口のジャイナが握った要因。