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右翼と左翼 (幻冬舎新書)

右翼と左翼 (幻冬舎新書)

とても良い / 口コミ件数 : 27


価格 : 777 円





クチコミReview一覧
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1.  とても良い ninetailsさん 書き込み日: 2007年09月11日

面白い!

 左翼が急進派で右翼が保守。社会科の授業でそう教えられて、そうだったのかなぁ、と何となく納得したような気分になっていたのだが、右翼左翼という単語に数多く出くわしていく中でどうも一概にそうは言えないようだと気づかされた。じゃあ、右翼左翼って何なんだろう? と疑問に思って解説書を探してみたところ運良くこの本に出会ったのだが、自分の様なド素人向けの右翼左翼だけを専門に扱った解説書は少ないらしく、この本をこんな新書サイズで安く手に入れられたのは幸運だったと思う。
 内容はまず、辞書的な右翼左翼の意味・定義から、右翼左翼という理念が生まれた歴史をフランス革命までに遡ってたどって考えていく箇所など、とても面白い構成になっている。詳しく言えば全部で、右翼・左翼の一般的解釈、辞書的解釈・定義、右翼左翼の誕生と変遷、日本での右翼左翼の誕生、その変遷と現代の位置づけ、など新書にしては非常に豪勢。しかも、初心者でも簡単に分かるような易しい解説で書かれているのだから飽きないし、いちいち辞書を引く必要もない。歴史事実も一々丁寧な解説が入るので、戦争史や革命史などの理解にもつながる。著者の主観で語られている所も最終章以外は少なく好感が持てる。
 面白く、分かりやすく、興味深い。良い本だったと思う。



2.  とても良い あきらくんさん 書き込み日: 2007年01月06日

とにかく分かりやすいです。

右翼と左翼(右と左)の対立の論点について、その歴史や各国の状況、特に日本については詳しく、戦前戦後の流れについて、解説。

右と左といっても、これらは思想や立場の相対的尺度であり、各国の歴史やその時々の状況によって、まったく逆を意味することもあり難しい。このあたりを、非常に分かりやすく解説している。

経済統制、安保、ナショナリズム、等等、それらのキーワードと頭の中でなんとなく結びついているものの、その他文化や民族的なことも含めて一度ちゃんと整理して教えてもらいたい、などと思っておられる方には絶好の書である。とにかく分かりやすいです。



3.  とても良い 7,978(10,519)さん 書き込み日: 2007年06月06日

中身が濃い

 右翼と左翼を誕生から現代の日本まで追いかけている。
 
 フランス革命についても丁寧に解説してあってすごく面白い。
 
 特に、年代によって右翼左翼というものも徐々に変化しているという部分はとても勉強になった。

 現在でも変化しているとすればいずれは右翼左翼という定義に変わって別の定義になるのかもしれない。
 左翼や進歩主義がいかに破綻していったかの記述などはなかなかスリリングです。
 あとがきも非常に特徴的でした。
 新書にしてはボリュームの濃い内容の1冊です。



4.  とても良い ヘラタレスさん 書き込み日: 2008年01月08日

分かりやすく面白い

「右」「左」の概念を分かりやすく解説した、という意味では右に出るもののない名著。
文章はこの手の本には珍しく読みやすいので、
「思想史や思想の勢力などに興味を持ったが、難しいことはよく分からない、」
という若者でも比較的平易に左右の歴史や相違点を知ることができる。
やや現在の左翼に厳しいスタンスでありながらも、ほぼ中立の立場をとっているのも、
入門者にとってはありがたいところだろう。



5.  とても良い mnishikawaさん 書き込み日: 2007年08月05日

次の千年紀を迎えるための新しい思想とは?

「自由」と「平等」という思想の歴史的変遷から、解釈の仕方、日本的な右翼・左翼までが、ものすごくしっかり書かれた良書です。それでいてわかりやすい。この740円は価値がある。

「左翼」「右翼」の語源は、フランス革命時の「急進派」「王党派」の座席配置に由来する。革命当初の「王党派」が保守派のスタート地点、すなわち右翼の源流になっている。しかし、急進派、すなわち左翼は、より進んだ「自由・平等」の考え方が変遷するにつれて、後の右翼側にシフトしてきたりする。右・左の思想分類は、そのときの思想や、社会情勢によって解釈が異なってくる。

『より進んだ自由・平等とは何か。』

大きな指針とされてきた、マルクス主義が崩壊した現代においても、追い求められる永遠のテーマだろう。世界史には全然興味なかったんですが、右・左の思想的な観点でストーリを追っていけば、世界情勢が非常にわかりやすい。ものすごく勉強になりました。



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