とても良い / 口コミ件数 : 149件
価格 : 1,470 円
タイトルの「いわゆる」の意味がひしひしと伝わってきて、小林氏のバランス感覚に思わず脱帽である。一気に読了したら熱いものがこみ上げてきた。全ての日本人が読むべき良書であると思います。
大変分かりやすく内容も的確である。東京裁判について知りたい初学者であれば是非最初に読んで頂きたい。漫画である事から、中学生でも十分に読み取れる内容であるし、東條英機についても中立の立場から事実のみを記載している。 A級戦犯について悪いイメージしか持っていなかったのであれば、本書を読み覚醒して欲しい。あの時代自分が彼らのような立場にいて、戦争を止める方法があったのか?国民の戦争への欲望を止める事ができたのか?いま一度考えていただきたい。 人を事後法で裁く事はできないのである。
NHKでA級戦犯のドキュメンタリーをやっていたので それを見つつ もうちょっと知ろうと思いこの本も買ってみました 読んで見て なかなかよく調べてあって、よく整理してある本だと思いました NHKのドキュメンタリーよりかなり深く広い内容で 情報量も多く知りたかったことがかなり補完された感じです 大きく取り上げられている人物は 処刑された東条英機と広田弘毅の二人だけなのですが その他 処刑された5人 獄死した7人 名誉を回復して釈放された14人 についてもみんな別個に それぞれの経歴や人物像がよくわかるように整理して書かれています とりあえずA級戦犯を批判するにしても擁護するにしても どんな人物で何をしたかを知る必要があると思います それも知らず何だかんだ言う人間はただの何も知ろうとしない無知なバカか工作員かのどちらかです ちなみに A級戦犯の処刑理由は「世界征服の共同謀議の罪」なのですが 日本は立憲君主制民主主義国家でしたから指導者は選挙や暗殺でころころ代わり ドイツのヒトラーのように 侵略開始から一貫して指導者の立場にいた人などまったくいないし 大東亜という今のEUみたいな構想はあったけど、世界征服を狙っていたとはとても思えないし 普通に考えれば誰も処刑されるほどの罪があるとは思えません A級戦犯という言葉を使うなら まず、この本を読んでからにしましょう
戦後の日本人はすべての責任を軍に押し付け、自分達は被害者であるという態度をとった。しかし実際は国民が熱狂して戦争に突入していったのであり、国民は被害者でなく当事者であり、責任を負っている。(罪を負っているという意味ではない)
題名通り、小林氏が「A級戦犯」に対する考察を述べたもの。内に秘める情熱を抑えながら、あくまで史実に基づいた客観的な記述に徹した点が評価できる。 実は私も恥ずかしながら「A級戦犯って誰?」と聞かれると正確に答えられない一人だった。これでは、「靖国問題」をまともに語れる筈もない。本書はこれに応えるように以下の点を明らかにしている。 (1) 「A級戦犯」の定義は ? (2) 誰が「A級戦犯」に選ばれたのか ? (3) 「A級戦犯」はどのようにして決められたのか ? (4) 「A級戦犯」に選ばれた人の"人となり(実像)"はどうだったのか ? そして、東京裁判の虚妄を暴き、戦勝国が敗戦国を裁く事の無意味さを訴える。当然、「A級戦犯」なる概念も無意味である。小林氏の情熱は高く評価されて良いが、それに引き換えマスコミを初めとする言論界がこうした分かり易くかつ毅然とした主張を展開して来なかったのは怠慢と言って良い。朝日新聞などは自ら「靖国問題」を仕掛けた確信犯なのだが。「A級戦犯」、「靖国問題」、「東京裁判」について鋭いメスを入れた良書。