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パノラマ島綺譚―江戸川乱歩全集〈第2巻〉 (光文社文庫)

パノラマ島綺譚―江戸川乱歩全集〈第2巻〉 (光文社文庫)

とても良い / 口コミ件数 : 4


価格 : 1,050 円





クチコミReview一覧
評価の高い順 評価の低い順 書き込み日の新しい順
口コミ件数:4 1
1.  とても良い boosさん 書き込み日: 2009年02月14日

乱歩メルヘンの花

この本に収録されている「パノラマ島奇談」という物語。
死体と自分を入れ替えるシーンなど色々と不気味なシーンが出てきますがなんのことはない、
この話ほんっとに超のつくほどのメルヘンなのです。
少女漫画の美少女が美男子の先輩に憧れるように、整いきった環境の中でこの話は進むのです。
色鮮やかに書かれた「パノラマ島」それはもう乱歩の、いや人間なら誰しもが持っているはずの「陶酔感」「逃避願望」「破壊衝動」などの汚い感情をドロドロと流し込んだ皿なのです。
ストーリーなんか無視しちゃって、感情だけで読んでみたほうが楽しめるんじゃないかなーと思いました。



2.  とても良い g・ばいぶれーしょんさん 書き込み日: 2005年10月15日

パノラマ島

 本著はポーのアルン・ハイムの地所にインスパイアを受け
執筆されたことは有名ですが内容は本当に濃いです。
発端は金持ちのボンボンに似てる主人公が
死亡したボンボンに成り済ますことから始まります。
主人公の狂気の世界、歪んだ感覚が本作の世界を構築しており、
幻想的でもあり、ドアーズの名曲クリスタル・シップのようで好きです。



3.  良い occhiさん 書き込み日: 2005年05月30日

一寸法師がおすすめ

初期の中・長編が5作収録されているが、僕のおすすめは「一寸法師」
後の乱歩作品で幾度も使用されるトリックが随所に登場する。
乱歩自身は不出来の作品としているが、退屈しないで一気に読まされた。

「闇に蠢く」は好き嫌いがあるでしょう。
はっきり言って気持ち悪いです。カニバリズムに関する話です。男の僕でもかなり気持ち悪かった。昨今のホラーよりもはるかに怖い。

「パノラマ島綺譚」は僕は退屈だった。パノラマ島の描写が長々と続いているわりには、ストーリーは単純に思えた。



4.  良い Jacquesさん 書き込み日: 2006年08月30日

耽美な奇譚

江戸川乱歩が描く
妖しくも耽美な世界で彩られる
異次元の話を思わせる作品。
「パノラマ島」

怪しげな人物が跋扈し、恐怖が巻き起こる
「一寸法師」

等々乱歩が後々まで指向した
幻惑世界が語られています



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