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わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書)

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書)

良い / 口コミ件数 : 54


価格 : 735 円





クチコミReview一覧
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口コミ件数:54 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 次ページ
1.  とても良い 雨宮二屋さん 書き込み日: 2006年03月22日

なにより怖さがよくわかります

何が原因で「わかったつもり」が起こり
それによりどのようなトラブルが起こるかを
くわしく説明した一冊。

それほど目新しいことは書いていないと思います。
それでも、なるほどと思う部分がたくさんありますし
きちんと対処法まで書かれているのはとても好感が持てます。

一冊を読み終わると
わかったつもりの怖さと、わかったつもりに陥らないように
注意をはらおうという気持ちになります。
そういう何より大切な意識をもたせてくれたということで
とても役に立つ本だと思います。



2.  とても良い g-headさん 書き込み日: 2005年09月21日

全体の雰囲気を打ち破って部分を深く読むことこそ読解力の基盤

読解力が深まらない本当の原因は『わからない』ことよりも、不十分な読みや間違った読みをしているにもかかわらず『わかったつもり』になることである、という本書の主張には大いに賛成である。本書は読解において文脈(スキーマ・背景知識など)がいかに大きな役割を果たすかを強調しながらも、その文脈の誤用・乱用がいかに誤った読みを誘発し、しかも、読者に『なんとなくわかった』という感覚を与えうるかということを明快に説明している。第四章の結論となっている『部分を正確に読めていないから間違った『わかったつもり』が成立する』という主張はまさに正鵠を射たものであって、読解教育論において近年背景知識やスキーマの重要性がやたらと強調されているにもかかわらず、実は部分部分の不十分な、あるいは誤った理解こそ、読解教育が学習者に克服させるべき問題なのだということを改めて認識させてくれる。本書は我々の母語である日本語の読解を対象としたものであるが、その内容は英語の読解教育にも当然応用可能なものである。また、本書で説明されているような構造的な読みを習得することで、文章を書く技術も同時に向上することは疑いがないだろう。



3.  とても良い shokizoさん 書き込み日: 2005年09月17日

文章を深く読みたい人にお奨めの本です。

 文章を読みほぼ理解できたと感じたが、他人に内容を十分に伝えることができないという思いを感じたことが過去に少なからずあった。また、他人の人の文章の批判的に読むこつを知りたいという思いもあった。
 その時に新聞の広告で見つけた本が本書であった。本書は、文章を読んでなんとなく「わかったつもり」になることを、主に小学校の教科書の文章を用いて具体的に解説しており、非常に納得できる部分が多かった。
 著者は、文脈とスキーマというキー概念を使って、「わかったつもり」になる構造を解説し、わかったつもりをいかに打開するかについても解説を加えている。入試の国語対策としても価値があると思われる.



4.  とても良い 進也さん 書き込み日: 2006年07月28日

全く新しい観点の本

速読の本にはよく、「フレームワーク」の重要性が記述されています。フレームワークを持っていれば、類似の本は、飛ばし読みで早く読める、と書かれています。

しかし、この本を読むと、この「フレームワーク」が、時に正しく読むことを妨げてしまうことを、実例をあげて示して見せます。それ以外にも、「ステレオタイプ」での読み誤りとか、読解力を妨げる要素が記載されています。

ほんとに、今までにない視点を提供してもらいました。決して、読解力だけの話でなく、人の話を聞く時にも同じ問題がありそうです。

最近、一読の後(わかったつもり)に、マインドマップで本の内容を整理するため、再読することがあります。マインドマップで整理しながら読むと、自分が読み飛ばしていた(覚えていなかった)とか、誤解していたことに、よく出くわします。まさしく、この本に記載されている、罠にはまっていたのか、と気づかされました。

では、どうその罠から脱却するのか、その方法論は、筆者の他の著書を読むことになるのかもしれません。

読書の楽しみや効能は、その本を読んでの自分の感じたことや行動であり、著者の言わんとすることを正しく理解する必要はないのかもしれません。しかし、それは、自分の世界を広げるチャンスを逃している可能性もあるとおもいます。

この本をきっかけに、少しでも著者の思いを正しく受け止めることができれば、すばらしいとおもいます。



5.  とても良い 忍さん 書き込み日: 2006年01月12日

わかってみたい

私は長い学生生活で、国語の成績が悪いことを「国語の答えは一つじゃないんだから」という理由で片付けていました。でもこの本を読み、実は国語の文章を「わかったつもり」で読んでいたのだという自覚が生まれました。深く読むこと、心がけていきたいですね。
これから受験を控えているのに「どうしても国語の点数が上がらない」という人にも、ぜひ読んでもらいたい一冊です。



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