とても良い / 口コミ件数 : 3件
価格 : 2,100 円
塩野七生氏の「ローマ人の物語シリーズ」の愛読者の方なら、そこに含まれていた地図や写真がカラーで印刷されて満載の本を想像すると、大体本書のイメージがつかめると思います。私のような歴史と地図のファンにとっては楽しくて仕方がない本です。西ローマ帝国の崩壊まで、主にローマ帝国の歴史の節目となる事件(例えばクラウディウスとブリタンニア征服、ネロと4皇帝の年)を地図と解説文でカバーしていますが、ローマの起源から始まって、ポエニ戦争、カエサルのガッリア征服、ルビコン川を渡ったカエサルとポンペイウス派との内戦等、ローマが帝政になる前の時代にも頁を割いています。また、東方の属州、東方の3都市、文書と読み書きの能力、交易と輸送、東方の神秘宗教といった章がたてられていることから明らかなように、インフラや文化・生活面のカバーも怠っていません。ローマの歴史を1冊で楽しく短時間で把握するとすれば、本作に勝る本はちょっと思いつきません。「ローマ人の物語」シリーズの読者にとっても格好の副読本になること間違いなしです。同じ原作者の「ローマ皇帝歴代誌」とあわせて読むと、ローマ史を塩野流とはちょっと違った角度で眺めることができるでしょう。
たいそう興味深い作品です。 監修者制度をとっている本としては、原書の間違いを訂正するなど、比較的出来のよい仕上がりになっています。 ローマ史に関心のある人には是非一読されることをお奨めいたします。 ただし「うっかりミス」もままあるので御注意されたし。
原作の誤謬を訂正してあるので、大変親切で分かりやすい本になっています。 カラー図版や地図が満載されていて、初心者にも気軽に楽しみながら読むことが出来ます。 ローマ史の好きな方、いささかなりとも関心のある人にとっては、購入して決して損のない一冊と言えましょう。