 |
美しい日本語と、透明感のある絵との、素敵なハーモニー |
ゆったりした文章のリズム。ひらがなの多いやわらかな日本語。 ゆっくりと、ゆっくりと、味わうようにして読んでいきました。 須賀さんの文章、なんて綺麗なんでしょう。 言葉のひとつひとつが黄金色に光り、やさしく微笑んでいるようでした。 「こうちゃん」て何だろう? 日本語の言葉のようでもあり、かけがえのない思い出のよう でもあり、須賀さんには見えていた精霊のようでもあり……。 きっと、人それぞれに「こうちゃん」からイメージするものは 違っているのでしょうね。 でも、それはきっと美しいもので、「こうちゃん」を見ることのできた 人の心を明るく、くつろいだものにするのだろうと、そんな気がしました。 須賀さんのお話と寄り添うように描かれた酒井駒子さんの絵が、 とても素晴らしかった。須賀さんの文章と美しいハーモニーを奏でている ような、透明感のある絵の数々。 言葉と絵との幸福な二重唱。 胸の中にあたたかなものが広がりました。 |
 |