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3. とても良い |
不審な言動さん |
書き込み日: 2005年10月24日 |
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石原慎太郎にぜひ読んでもらいたい |
現役傭兵・高部正樹の最新刊。「コンバット・マガジン」連載に加筆したものだそうです。 本書の内容をざっと列挙すると……ビルマ・カレン戦線での新兵訓練/湾岸戦争とイラク戦争の直前にイラクからオファーを受けた話/著者の原点・自衛隊航空学生教育隊/傭兵のリクルート事情/苦痛・恐怖・飢えと渇き・コンバットストレス・戦友の死/イラク派遣自衛隊への助言/傭兵ならではの自己責任論/民間軍事会社と斉藤昭彦氏の事情を推理/ロンドン自爆テロ実行部隊の事情を推理……など。 いずれも、著者の言葉を借りると「ビッグマウス」ではない、というか、困難な仕事を選んだ人らしい、ウソのない(と思わせる)地に足の着いた語り口です。好感が持てる。 イラクでC130輸送機は離着陸時にフレアをばんばん使ったほうがいい…といった経験からくるテクニカルな話は、素人の私にも説得力をもって迫ってきます。技術的・理論的な話もいいんですが、本書の白眉はもっと実感的・情感的なことかもしれない。20年近く戦場に身を置き、砂漠・密林・市街戦の経験がある著者が「死も怖いけど、痛いのはもっとイヤ」と言う。砲弾の破片が身体を切り裂くとはどういうことか、恐怖が伝わってきます。 本書でもっとも感動的なのは、著者が「バディ」に寄せる信頼感が率直に出ているところです。そして彼の原点である「自衛隊」への愛着と誇り。著者の「戦友を信じろ」「簡単に人を信じるな」という言葉には千鈞の重みがある。 本書を石原慎太郎に読んでもらいたいと思うのです。石原氏はよく挑発的に発言しますが、戦争って何することか、ちゃんと想像できてるのかな? 自分はもう齢だからいいんだろうけど…。 本書が垣間見せる戦争の実像は、ちまちました思想闘争や歴史認識など吹き飛ばすくらい、圧倒的です。慎太郎以外の人も読んでください。ぜひ! |
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