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戦後、ドイツ国民のほとんどが、ナチがユダヤ人に対し行った様々な手法の大量虐殺を「知らなかった」と言ったが、この証言日記を読めば明らかになる。彼らはやはり知っていたのだ! この本は、ドイツ国内でナチ時代を生き延びたユダヤ人ヴィクトール・クレンペラーが、ナチが政権を奪取した時から、戦後に至るまで、日々書き綴った日記だ。 彼の周囲のユダヤ人たちが次々に死へ追いやられていく中、彼は奇跡的に生き残る。全財産を失いはするが、アーリア人である妻と、彼の書いた日記は無事に生き残った。 ドレスデン大空襲の模様も日記に残されている。 また、ユダヤ人に対し親切なドイツ人も少数ではあるが存在したこと、内心ではナチを支持していないドイツ人も多数いたことなど、あの時代のドイツ国内の様子を知る上でとても貴重な一冊だ。