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マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男

マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男

とても良い / 口コミ件数 : 63


価格 : 1,680 円





クチコミReview一覧
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1.  とても良い 中牟田さん 書き込み日: 2004年05月21日

野球を愛するすべての人、必読

〜これだけ面白い本は滅多にないと思う。前半は知的好奇心をくすぐり、後半は人間ドラマで泣かせる。心憎いまでの構成だ。

主人公は、大リーグの強豪オークランド・アスレチックスのGM、ビリー・ビーン。
若いころスポーツ万能で、「将来のスーパースターまちがいなし」といわれ大リーグ入りするが、選手としては鳴かず飛ばず。
〜〜
――なぜ自分はダメだったのか? 苦い思いを胸に秘めながらフロントの仕事をこなすうちに、長い間球界の人々に無視されていた画期的な野球理論に出会う。ここまでが前半。
〜〜
この野球理論というのは、出塁率重視を軸とする徹底的なデータ野球で、バント禁止・盗塁禁止など、ちょっと聞いただけだと常識はずれな点が多いけれど、実はきちんとした裏付けがあってたいへん奥深い。
〜〜
この理論を引っさげ、ビリーがGMとして大活躍するのが後半だ。「データ重視」「客観性重視」と唱えながらも、実際には人間相手の商売だから理論通りいかないことも多々あって、ビリーは持ち前の情熱やアイデアや巧みな話術を駆使し、チームを鍛え上げていく。
〜〜
その中で様々な人間ドラマが生まれ、今まで陽の当たらなかった選手たちがビリーに見いだされて、ひのき舞台に立つ――。

恥ずかしながら、後半で思わず2度泣いた。今、この本について誰かと語り合いたくてたまらない。まさにおすすめ。〜



2.  とても良い inoge13さん 書き込み日: 2004年04月27日

初球に手を出すな!

盗塁禁止 送りバント禁止 打率より出塁率
抑え投手なんて二線級にまかせ
セーブを稼がせて他球団に高く売り飛ばす!
まさにコペルニクス的 まさに革命的
これが野球だとすると今まで自分が野球だと思っていたものは
なんだったのか



3.  とても良い チェアマン・タカさん 書き込み日: 2004年01月10日

単なる野球本やビジネス書ではありませんよ

 この本は野球本にもビジネス書にもなりえる多彩な面を備えています。 しかし、この本の一番の魅力は他から相手にされなかった男,一度ならず挫折した男,放出された男たちが再び立ち上がり,這い上がり,復讐していく生き様です。
 今でこそヤンキ−スの中軸をつとめるジアンビも、かつてはその一人でした。

 この本の中でも、ジアンビの「穴埋め」としてA'sに加入するスコット・ハッテバーグの章は胸を打ちます。
 挫折を経験してきた人にはもちろん、各チームから四番打者ばかり集めて勝てない某チーム,財政難を言い訳に負け犬に成り下がっている某球団関係者,要は日本の野球関係者全てに読んでいただきたい本です。



4.  とても良い Taku Haradaさん 書き込み日: 2003年06月22日

野球本というよりはビジネス本

大リーグの万年最低年俸球団であるオークランド・アスレチックスがいかにして低予算の中で常勝軍団へと成長していったか。それは、長年の野球の歴史の中で培われていった「常識」というものを根本的に見直し、1シーズンを通して勝利という二文字に最も貢献する要素は何なのか、ということを熟考して実行したビリー・ビーンというジェネラル・マネージャーと彼の部下の力によるところが大きい。「元野球選手」で固めたフロント・オフィスが多い中、ビーンGMはハーバード卒のアシスタントGMやスカウトを据え、何よりもデータを重視する球団経営を実行していく。「打率」よりも「出塁率」を重視し、ホームランを数多く放つスター選手よりも選球眼を備えた無名選手を重宝する。というよりは、低予算の中ではそ!うせざるを得ないのだ。3割の打率、だけどその他は殆ど凡打や三振をする選手よりも、打率こそ2割5分、だけど四球を選ぶ力をもって4割の出塁率を持つ選手の方が重要。「何割の確率でヒットを打つか」というよりは「何割の確率でアウトにならないか」の方が重要。考えてみれば当たり前なのだが、常識にとらわれているとこんな当たり前のことに気付くことは難しい。これは単なる野球に関する物語というよりは、ビジネス本である。日本のビジネス界においてもまだまだ「経験」とか「フィーリング」を頼りにする企業が多いが、何よりも数字やデータを信じ、成功につながる要素は何なのかを論理的に考えれば、ビジネスが成功する確率は飛躍的に高まるはずだ。ボストン・レッドソックスの新GMに若干28歳のエプスタインが!就任したことは記憶に新しいが、彼もまたビリー・ビーンの心棒者である。日本の弱小球団のフロント・オフィスも参考になる事項が多いと思う。また、日本の某巨大球団があれだけのスター選手を揃えていながらピリッとしないのは何故なのか、というヒントにもなる。野球を見る眼が変わるし、ビジネス上も役立つ、非常にインスピレーショナルな本だ。



5.  とても良い フォックスさん 書き込み日: 2004年05月31日

明日から野球を見る目が変わります

出塁率と長打率。日本ではほとんど紹介されませんが、
これが大事なんだそうです。
野球は27回アウトになったらだめですから
いかにアウトにならないかが大事ということ。
言われてみたら当たり前。でもこのデータを重視しているのは
まだ一部だけだということです。
ちなみにMLBのサイトの統計コーナーに行けば
ありとあらゆるデータが揃っています。
イチローと松井秀喜、どちらが出塁率が高いか見て下さい。
答えは松井。今現在、両リーグでも10本の指に入ります。

この本でもっともエキサイティングなのは
ドラフトの様子を迫真の描写でいきいきと書いた場面です。
前年の順位とトレード時の順位のやりとりで手に入れた
順位にしたがって、何百人という選手が指名されて行きますが、

やはり注目は一巡目。
他チームのゼネラルマネージャーとの
だましあい。そして化かし合い。
手に汗握る、ドラフトの模様が体験できます。

この本を読んじゃったら、
明日からアスレチックスの中継が気になって仕方なくなるでしょう。



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