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連合赤軍「あさま山荘」事件―実戦「危機管理」 (文春文庫)

連合赤軍「あさま山荘」事件―実戦「危機管理」 (文春文庫)

良い / 口コミ件数 : 22


価格 : 540 円





クチコミReview一覧
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1.  とても良い NeoZeonさん 書き込み日: 2001年10月18日

リアリティのある緊迫感

著者が当時現場にて指揮をとっていただけに、警察側から見た緊迫感のある描写にはかなり引き込まれる。また、事件と前後する時期に起きた左派によるテロなどについても記述されており、「あさま山荘」事件のあった年に生まれた自分にとって、この時代、事件がどういうものであったかを知ることができた。



2.  とても良い 読書好きサラリーマンさん 書き込み日: 2006年04月09日

警察の直面する「危機」が一望できる良書

日本の高度成長も大詰めを迎え、国民が札幌の「日の丸飛行隊」の快挙に酔いしれていた頃、軽井沢の酷寒の山中で、腹背に敵を抱えて凶悪テロ犯に立ち向かった組織がありました。

爆発物処理班に、種馬に種付けをする技官の半分の危険手当しか支給されず、窒素凍結法も事務官・技官の対立で配備が進まない中、連合赤軍は警察官の家族に小包爆弾を送りつけて爆殺し、官邸・警察署の周辺に時限爆弾をばら撒きました。
左翼の弁護団は、説得する気もないのに警察に強訴し、警察から説得を許可する代わりに確認書に署名せよと言われると拒否し、警察は説得を拒否した「山狩り集団」だと喧伝しました。
マスコミは、警官に殉職が出れば「警備失敗」と書き立て、赤軍派に死者が出れば「過剰警備」と罵りました。部下の殉職に指揮官が涙を流せば「男が山中で泣いて女々しい」と書きました。
旧社会党の議員は事件後、連合赤軍はたった5人で「1400人」の警官と戦った、革命は近い、と喧伝したそうです。

警察は、こうした四面楚歌の状況下、本気で自分達を殺そうと思っているテロ集団に対し、彼らを一人も殺さないで逮捕するという、非常に困難な任務に直面したのです。
その結果警察官が得たものと言えば、同じ時間に同じ場所に詰めていた報道関係者の10分の1に過ぎない「超勤手当」と、叙勲という「名誉」だけでした。

「地球よりも重い」人の命を軽々しく扱うテロ集団に対し、その命を捧げて治安維持に奮闘したのは、まだ戦争を知っていた世代の、本書で紹介されなければ永遠に無名であったに違いない、警察官でした。
殉職された方々はもちろんのこと、苦しい警備に着いた方々、現場で陣頭指揮に当たられた方々、一人ひとりに敬意を表したく、本書に星5つをつけさせていただきます。



3.  とても良い ざびのげさん 書き込み日: 2006年04月02日

目標に向かって突き進む警察官の直向な姿

民間人一人を人質にとり「あさま山荘」に篭城した赤軍派と警察との熾烈な戦いの詳細が示されていた。「あさま山荘事件」の背景として赤軍派の引き起こした数多くの事件の経緯が述べられ、その上で「あさま山荘」事件現場でのさまざまな苦闘・民間人救出・犯人逮捕までの事実が詳述されていた。精神的に追い込まれながらも励ましあい、外乱・激論・計画失敗・犯人の抵抗に遭いながらも目標に向かって突き進んだ警察官の直向な姿に心を打たれた。本事件を始めとし無慈悲な事件を数多く引き起こした連合赤軍なるものがなぜ生まれたのかが強烈な問題意識として残った。



4.  とても良い ai0610さん 書き込み日: 2003年01月10日

読み物として大変おもしろい

 連合赤軍事件を警察側から見た視点で、読み物として大変おもしろく書かれている。

 官僚機構特有の硬直さや長野県警と警視庁の縄張り争いなど、当事者でなくては書けない部分が読みやすく表現されている。

 現在代議士の派閥のトップでもある亀井静氏や、後の官房長官後藤田正晴氏、元の警察庁長官で狙撃され重症を負う国松なども登場し彼らの当時の姿なども興味深い。

 映画を見た後でも、見るる前でも十二分に楽しめる作品である。



5.  とても良い さん 書き込み日: 2002年07月09日

どんな事件かこの本を読めばわかります!

この事件に興味をお持ちで映画をご覧になった方もいらっしゃることと思います。実は私もその一人です。映画をみてもピンと来なかったのですが、この本を読んで事件の内容が把握できました。これは全て警察サイドの記録です。平和な日本の血なまぐさかった過去がよく分かりますし、オウム事件で狙撃された元国松長官や政治家の亀井さんも意外なところで登場しています。20歳代の方でも読める本です。



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