本・雑誌 坂の上の雲〈7〉 (文春文庫)の口コミを検索

トップ本・雑誌その他坂の上の雲〈7〉 (文春文庫)
を 商品名

坂の上の雲〈7〉 (文春文庫)

坂の上の雲〈7〉 (文春文庫)

とても良い / 口コミ件数 : 9


価格 : 670 円





クチコミReview一覧
評価の高い順 評価の低い順 書き込み日の新しい順
口コミ件数:9 1 2 次ページ
1.  とても良い bububu3さん 書き込み日: 2003年01月05日

歴史文学の金字塔

優に30回以上は読み返していて、本はすでにぼろぼろになっている。
氏の構成力、文章力、細部まで綿密に調べ上げられた内容に引きつけられる。また、登場人物一人一人に血が通っていて、読み進めるうちに、
その人物の顔をイメージしている自分がいる。明治の先人の強烈な人生に胸が熱くなる。
小説というよりはドキュメンタリータッチに近いところもよい。

「余談」でさまざまなエピソードを挿入させる氏独特の構成には脱帽。
これから読もうとしておられる方に一言。なるべくなら時間にゆとりがあるときに読みはじめることをお勧めする。とにかく息がつけない。睡眠不足になること請合いだ。



2.  とても良い うどん屋のキーオさん 書き込み日: 2001年05月31日

黄色い3部作

司馬遼太郎の作品はほとんど読んだが、これは、間違いなく一番。「竜馬がゆく」から「跳ぶが如く」ときて「坂の上の雲」。維新から明治まで、一気にわかったような気になってしまう。勝手に黄色い3部作と名付けた。



3.  とても良い poppoppoさん 書き込み日: 2005年04月28日

勝利の定義

奉天の戦いが描かれる第七巻。秋山好古率いる騎兵隊も大奮戦するが、軽快な騎兵隊の進軍イメージとは程遠いぎりぎりの戦闘が続く。結局敵将クロパトキンの、およそ総大将に適さぬ性格と能力の欠如に日本軍は救われる。彼が総司令官であったことは日本にとっては天佑というしかないが、組織の老朽化した帝政ロシアとしては必然であったに違いない。
著者は、奉天の会戦で日本は勝ったのだろうか、と何頁にもわたって考察している。勝利とはいえない側面も多々ありながら、敵の将兵らが負けたと信じて敗走する一方で日本軍が旺盛な士気を保っていたことで、どうやら勝ったと言えそうだ、と読んでいる私も一応納得する。もちろん、日露戦争の勝利は、戦争を長引かせないことに成功したから、と言うことは明白だが。

そしていよいよバルチック艦隊が日本海に接近する。艦隊を初めに発見した沖縄の人々の挿話が収められている。本土に電信を送るために命を賭しながら、結局第一報となることを逃してしまうのだが、そんな市井の人の活躍が清々しい。



4.  とても良い 熱血バンカーさん 書き込み日: 2005年08月21日

将としての資質、戦争を行う国家としてのあり方は、、、

奉天の会戦がメイン。

およそ日本がロシアに勝てる状況ではありませんでした。実際に読んでいても『本当に勝ったの?』という思いは消えません。筆者もそう考えているからです。

この会戦における最大の要因は『敵将の無能、敵国の官僚化』だとすることができます。戦争において自己の保身、利益のみを追求する腐敗官僚主義が主導権を持つことはそのまま滅亡に繋がることがよくわかります。

腐敗官僚が指揮する戦争においては、ロシアほどの大国をして、武力、経済力の面で弱小といわざるを得ない日本のような小国にさえ負けさせてしまいます。驚くべき事実ですが本当のことでしょう。

日本男児としては痛快な快進撃を期待してしまうところですが、事実は全く違います。驚くべきとしか言いようのない臆病、保身、官僚主義が“無能”という致命的欠点となって日本を勝利に導きます。

人生においても学ぶべき教訓が明確に描かれています。



5.  とても良い おがよし@CSSさん 書き込み日: 2007年01月14日

いよいよクライマックス

第7巻は陸戦のクライマックスともいえる奉天会戦と、日本海海戦までのバルチック艦隊と日本海軍の動向を描きます。
陸戦については、ロシア軍を率いるクロパトキンの官僚意識、軍人としての精神力の弱さにより、日本が勝利する様が描かれます。ただ、これはあくまでも局地的な勝利であり、日露戦争の勝利を意味しません。戦中でありながら児玉源太郎が帰京して終戦工作を行うなど、日本としては実力の限界まで戦ってやっとここまでの感があります。著者のいう「戦争における勝利の定義」というくだりを読んで、戦争とは終わらせるために始めるもの、ということをその国の指導者が認識していなければならないと痛感しました(始めないにこしたことはないのですが)。
途中、終戦工作に関する項では、米国やフランス、ドイツの思惑が紹介され、ヨーロッパ、米国、アジアの力関係や、他国をいい意味でも悪い意味でも道具として考える世界政策(外交政策)の様子がよく理解できる記述になっています。
また、後半は、日露戦争のクライマックスである日本海海戦に向けた日露双方の海軍の様子が描かれ、最終巻に向けて気分が盛り上がる一冊となっています。



1 2 次ページ

文学・評論
思想・社会・ノンフィクション
人文・思想
社会・政治
ノンフィクション
歴史・地理
ビジネス・経済・キャリア
投資・金融・会社経営
科学・テクノロジー
医学・薬学
コンピュータ・インターネット
アート・建築・デザイン
実用・スポーツ・ホビー
資格・検定
暮らし・健康・子育て
旅行ガイド
語学・辞事典・年鑑
教育・学参・受験
こども
コミック・アニメ・BL
タレント写真集
ゲーム攻略本
エンターテイメント
新書・文庫
雑誌
楽譜・スコア・音楽書
古書
カレンダー
ポスター