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1. とても良い |
白河夜舟さん |
書き込み日: 2004年03月03日 |
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群盲象をなでるの図 |
本書の題名はただの反語にすぎない。数ページを繰って見るだけでその答えはすぐに明らかになる。しかし本書は誰かが言わねばならないことを、それも十分に説得的に述べている。題名が軽薄にみえるだけで中味は十分に手応えがある。一番手応えを感じるのは華々しく登場するエコノミストの諸先生だろう。経済を論じるのは難しい。だから間違ったからといって一々石を投げるなという人がいる。本書がしていることはそんな揚げ足取りではない。 経済問題が天下国家の問題である以上、その論者は政治家と同じように言いたい放題ではなく責任感に裏付けられた発言をすべきである。ところが本書に登場する群盲の少なからざる人はただの、それも驚くべきオポチュニストである。(ことによったらこれこそがバブルの原因ではないか。)彼らは総じて「知らないことを知らない」と答えるだけの能力も謙虚さも持っていない。それだけの能力を身につければ少なくとも彼らのもたらす災厄は大幅に減るだろうに。 各章はバブル、財政出動、金融政策、構造改革、IT革命、不良債権、インフレ・ターゲットなどのトピカルな問題から成っている。これを縦糸とすれば最終章「エコノミストの採点表」は横糸と念が入っている。槍玉に上がった諸先生は一言なからざるべからずである。800字以内で一言ずつ述べてほしい。 さて100点満点で最低点が56点という著者の採点は意外に甘い。一人も落第生がいないのは責任とリスクを負った著者にたいする風当りがすでに相当激しいからだと想像される。御用とお急ぎ、健忘症のビジネスマン必読の書と言って過言ではない。 |
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3. とても良い |
kagekiyoさん |
書き込み日: 2005年08月02日 |
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労作 |
著名な経済学者やエコノミストの発言、論文を丹念に読み、 その主張の非一貫性を告発した書。 類書として「日本経済新聞は信用できるか」 確かに経済は数十億人の欲望の反映と(個人的には)思うので、 正確な予測や提言など難しいでしょう。 ただ世間の常識として、ころころ主張を変える人は信用には値しないと思う。 本書で最も批判されているうちの一人が、 国会でネクタイもせずに経済政策を担っていることに危機感を覚えます。 ちなみに最新号の月刊現代(2005年9月号)で、 著者が改憲論者の分析を試みています。 今後の著者の言論に注目したいです。 |
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