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寝ながら学べる構造主義 (文春新書)

寝ながら学べる構造主義 (文春新書)

良い / 口コミ件数 : 36


価格 : 725 円





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1.  とても良い kemma_archさん 書き込み日: 2005年10月09日

面白いです

文章は読みやすく、基礎知識がなくても理解が容易かったです。現代思想が専門ではない人間だが、知的な刺激を得たいという人にお勧めです。すでに多くの人が指摘しているように、これだけで構造主義が学べるわけではないということは、素人の私でも感じることですが、私のような入門者には、いきなり難解な本を買ってきて本棚に飾るだけよりも、この本を読んで好奇心をかきたてられて、次の本に移行するというほうがよっぽど建設的ではないかと思います。今の私にはこの本を批判する力はないけれど、もしも何か間違った記述があったとしても、それは将来気付くだろうから大きな問題ではないと思う。それよりも、新しい分野に対して好奇心をかきたててくれたということで、星5つ。



2.  とても良い hffrs850さん 書き込み日: 2006年02月10日

非常に分かりやすい本

 《レヴィ=ストロースは要するに「みんな仲良くしようね」と言っており,バルトは「ことばづかいで人は決まる」と言っており,ラカンは「大人になれよ」と言っており,フーコーは「私はバカが嫌いだ」と言っているのでした。》(200頁)

 本書は,構造主義前史としてマルクス,フロイト,ニーチェを,始祖登場としてソシュールを,四銃士としてフーコー,バルト,レヴィ=ストロース,ラカンを取り上げ,各自の主張の核心部分のみを簡潔に紹介するという手法をとっている。
 扱う情報量を減らして,その代わり取り上げた情報については比喩を用いるなどして丁寧に説明した,非常に分かりやすい本である。



3.  とても良い imuraさん 書き込み日: 2002年11月02日

読め!

この本は、かつて著者が共著で出版した『現代思想のパフォーマンス』を、わかりやすくおもしろくしたものである、と言ってもいいかもしれません。

とはいっても、この間に著者は、彼の読者にピントを当てることを覚えつつ、ユーモアたっぷりの「内田節」を確立させ、期間限定の人気作家となって帰ってきました。これは人気作家による著書なのです。

また、最近出された『ためらいの倫理学』や『おじさん的思考』などが、インターネット上に発表されたものをまとめたもので、読者にとっては「再読」となってしまうのに対して、これは書き下ろしであるところもうれしい。

それから、『レヴィナスと愛の現象学』を最後まで読み切れなかった人も、この本なら大丈夫。寝ながら「あとがき」までいけるはずです、たぶん。

などの理由で、霧のかかった現代思想についての知識を晴らしたくて、さらに、新しいネタで内田節を満喫したい人にはうってつけの本です。

しかし、万が一、たとえ、よくわからなかったとしても心配いりません。著者はホームページで次のように書いていました。

<「網羅的知識を持とうと望む必要はない」こと、「知的流行を追う必要はない」ことを、きっぱりと断言し、「あなた自身の極私的知的課題を、深く、熱く、全身をあげて、執拗に追い求め、その深みからあなたにだけ見え、あなたにだけ記述できる世界の眺望を語ること、それこそが、知性の王道である>



4.  とても良い 平成の読書案内人さん 書き込み日: 2005年01月16日

文章は平易だが奥の深い入門書

 私たちのものの見方は決して主体的なものではなく、属する時代、地域、社会集団のものの見方に縛られている。これが構造主義の基本的な考え方である。これは当たり前の考え方のようだが、19世紀まではそうではなかった。ものの見方、考え方は極めて一面的なもので、それは言葉を変えれば客観的ということでもあった。それに異論を唱えたのがマルクスである。マルクスは、「階級」によってものの見方が違うことを指摘し、その考え方が構造主義の源流の一つになったと著者は言う。その他にも心理学者のフロイト、哲学者のニーチェの二人を源流として挙げている。ただし、この三人は広義の意味での源流であり、一般にはソシュールが「構造主義の父」と呼ばれる。
 このソシュールを始め、レヴィ=ストロース、フーコー、バルト、ラカンの膨大な業績をひっくるめて口語訳し、それを要約した上で、講談仕立てにしたような内容が本書である。たしかに読みやすく、難解な内容をよくぞここまでかみ砕いてくれたと感嘆することしきりだ。だが、もともとの内容が難解であることに変わりはなく、「寝ながら」読むと本当に寝てしまいかねないから注意が必要だ。



5.  とても良い coperさん 書き込み日: 2006年03月03日

構造主義って何?

「はじめての構造主義」と並ぶ、構造主義入門の良書。

構造主義の専門書と違い、入門書なので敷居が低く、誰でも読むことが出来るようになっている。主に、ソシュール、レヴィ・ストロース、フーコー、バルト、ラカンの思想を解説している。とてもわかりやすく、示唆に富んだ本だと思う。

単純に比較対象はできないが、個人的には、「はじめての構造主義」より、この本のほうが好きかも知れない。



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