本・雑誌 驕れる白人と闘うための日本近代史の口コミを検索

トップ本・雑誌外交・国際関係 全般驕れる白人と闘うための日本近代史
を 商品名

驕れる白人と闘うための日本近代史

驕れる白人と闘うための日本近代史

とても良い / 口コミ件数 : 13


価格 : 1,600 円





クチコミReview一覧
評価の高い順 評価の低い順 書き込み日の新しい順
口コミ件数:13 1 2 3 次ページ
1.  とても良い しょうこ花子さん 書き込み日: 2006年08月15日

冷静な、熱い本です。

私は高校生の頃、どうしても歴史の勉強が好きになれませんでした。この本を読んで、それがなぜだったのかがわかった気がします。歴史は今現在の時間の積み重ねなのですから、当然一連の流れがあるわけで、決して突発的な出来事の積み重ねではない。その流れが歴史の教科書では見えてきませんでした。

しかしながら、この本は本当にその時代、時代の人の心の機微まで見せてくれるようです。ドラマ仕立てで説明されているわけではないのですが(むしろその逆、淡々と時代背景が語られます)、私たち日本人のものの考え方、またヨーロッパ人のそれらが、なぜ現在のようになるに至ったのか、またなぜ現在も戦争の火種がなくならずにいるのか、それらの理由をそれぞれ時代の「真実」や、時代を超えても変わらない「普遍的な何か」を見定めることによって解き明かしています。

訳者によると原著の副題は「真実と挑発」だそうで、それはこの本を通した内容、語り口調を見事に表現した題だと思います。真実が何であったか判断はできませんが、歴史の表立ったところからは見えない、「人々の実際の生活」を脚色をできるだけ省いて表そうとする文面、またその中でときおり見られる熱を持ったメッセージが、「どうしても理解して欲しい」という強力な訴えのように突き刺さります。私は読み進めるうちに何度か、涙までしてしまいました。

ちなみに、外国で暮らしたことのある方、仕事などで外国人とのコミュニケーションに苦労をしたことがある方などは、とても共感されるのではないかと思います。

本当に、この本はお勧めです。



2.  とても良い ひろ×3さん 書き込み日: 2006年05月06日

世界において日本が果たしうる役割

日本では未だに西洋文明に対して気後れしている所がある。
それに対し著者は明確に答える。
ヨーロッパにおけるキリスト教の絶対的な君臨から、真実を求める
風土が生まれ、近代文明につながった。またヨーロッパの土地は
貧しく、貿易のために白人奴隷を売りさばかなければならない
ほどだった。
そんな白人が大航海時代に世界に出て行ったのは、すべては欲得
からだった。
対して日本は圧政もなく、市場が供給過剰のため工業化の必要性は
なかったのだ。

生活空間が狭くなり資源を食い尽くすと次々に外へ侵略を
繰り返していく。
このような身勝手で傲慢な白人の個人主義ではなく
集団主義が見直されている。
日本がどのように限られた空間で平和に過ごしてきたか、
日本が培ってきた知恵が見直されるべきである、と著者は述べる。

今日、表面的には植民地は無くなり、人種差別も撤廃されたように
見える。20世紀で最も成功をおさめた国とされる日本。
そんな日本を苦々しく思っている白人は多い。

アメリカはグローバリズムのもとに、あらゆる手を使って日本を
都合の好い様に変えようとしている。
この本がドイツで出版されたのが1989年。当然、白人の知識層も
読んでいる。それが日本への理解に繋がればいいが、日本を
攻略するためのヒントとされる危険もはらんでいる。

日本は貧富の差の拡大をとめる効果的なメカニズムが存在した
ために革命も起こらず、安定して発展を遂げることができたと
書かれているが、現在の日本はどうだろうか。

長い間、日本の美点とされたものが、今、壊されようとしている。
これは喫緊の問題だ。
本書をもっと多くの日本人が読んでくれることを切に願う。



3.  とても良い ドア焦げさん 書き込み日: 2006年04月05日

目からウロコの歴史書

白人に対して何となく気後れを感じているすべての日本人に、
是非読んで欲しい好著です。
幕末に「開国」した日本が、いかにして「奇跡の成長」を遂げたか、
それは白人がそう主張し、日本人もまた刷り込まれてきたように
「白人に啓蒙」されたのではなく、日本にすでに素地があったのだ
(「農民自治」「街道・通信システムの整備」「学校制度」「銀行」
などなど)と歴史的具体例をあげての主張は日本人である私にも
「新たな視点」を与えてくれるものでした。
わかりにくい流通システムが、実は「外圧への抵抗」から
きていたものだとは思いませんでした。
遠いドイツで、ドイツ語で「日本の底力」を言葉で表現し続けている
著者は素晴らしいと思います。
一度、読んでみてください。



4.  とても良い シキ・マーチンさん 書き込み日: 2006年02月25日

題名は過激だけれど内容は良いです

 
先日購入して一気に読みました。

過激な題名ですが、著者は白人を恨むのではなく、白人の無知を恨んでいるものと解釈しました。

本当はこう言う話を教える為に学校の歴史教育があるはずなのに、現在の教育では決して学べない内容です。
小生も米国6年、アジア1年半の駐在経験がありますが、海外で生活するほど日本のことが分らなくなると言いますか、不勉強さを感じておりました。

確か学校では『士農工商』も『カースト制度』も全て悪いものとして習ったはずですよね。
個人的には江戸時代の鎖国の利点も考え及ばなかったことですが、それらを含めわが国の歴史全般について、本書を読んで再考させられました。
これから読む歴史書に対する新たな心構えを学べた様な気がします。

トリノでの荒川さんの金メダルについてマスメディアは『アジア初めての』と言う表現を使っていますが、もっと正確に『白人以外で初めての』と言うべきであり、多分日本以外の世界ではそう受け止められているはずです。
 
多くの日本人に読んで頂きたい本だと思います。
 



5.  とても良い 本が好きさん 書き込み日: 2006年07月28日

西洋中心の近代史に別の角度からの新しい視点を与えてくれます

学校で習った世界史は西洋(白人)中心のものでしたが、それを学んで遅れていた日本が近代化出来た、本当にそうなんでしょうか?
この本は、別の角度からみた日本の近代化についての視点を与えてくれます。
日本が近代化できたのは、必要な要素が全て備わっていたから、工業化の面で遅れていたのはその必要が無かったから、軍事力の面で遅れていたのは平和に生きられて争いの必要が無かったから、学校の教育制度、商業・商品の流通システムも銀行制度もすでにあったものそれ西洋風に置き換えただけ、西洋に学んで簡単に近代先進国になれるのなら先進国は沢山出来ていたはず。  日本だけがそうなれたのかその理由がよく分かります。
 この本はドイツで出版されたものの翻訳版とのことですが著者のその勇気に感謝します。
少しでも多くの日本人に読んでもらいたい本です。



1 2 3 次ページ

文学・評論
思想・社会・ノンフィクション
人文・思想
社会・政治
ノンフィクション
歴史・地理
ビジネス・経済・キャリア
投資・金融・会社経営
科学・テクノロジー
医学・薬学
コンピュータ・インターネット
アート・建築・デザイン
実用・スポーツ・ホビー
資格・検定
暮らし・健康・子育て
旅行ガイド
語学・辞事典・年鑑
教育・学参・受験
こども
コミック・アニメ・BL
タレント写真集
ゲーム攻略本
エンターテイメント
新書・文庫
雑誌
楽譜・スコア・音楽書
古書
カレンダー
ポスター