 |
1. とても良い |
spongeさん |
書き込み日: 2004年01月19日 |
|
 |
白魔術師は黒魔術に凄まじくへこたれて、やりすごす |
ジョセフ・コーネル、白魔術師。 1903年12月24日、オランダ人の血を引く両親の元に生まれる。 17歳で父を亡くし若くして精神・金銭ともに家を支える。 甘美な少年時代の記憶を抱えたまま、マンハッタンで布地の仲買人。 そして美術家。 1972年12月29日、69歳。 ユートピア・パークウェイの自宅で亡くなる日の早朝、 妹エリザベスへの電話。 「私がもっと他人と打ち解けられる性格の持ち主だったら、 どんなによかったことかと思うよ」 人間が苦手だったがゆえに達成された結晶。 チャールズ・シミック、米の詩人。 1938年、ユーゴスラビア、ベオグラードうまれ。 「午前3時のほの暗さの中でも、 なんとなく明るくなれてしまう」(柴田元幸)詩人からの、 透徹する、オマージュ。 どこにもいる「いま・ここ」にそぐわない人間が、 偶然にもアメリカから零した非凡なる函、 どのようなイズムからも遠い、 ただコーネルだけの、そしてコーネルだけでない、 親密で深遠な函。 それをめぐる言葉を収めた二重入れ子の函。 そうした一冊。 |
 |
|
 |
2. とても良い |
ボタンとレースさん |
書き込み日: 2005年10月22日 |
|
 |
コーネルが集めた世界のかけら。 |
娘に先をこされた本のひとつです。彼女の本棚で見つけました。 コーネルの作品は一度も見たことがないのですが、この本の小さな写真で作品を見て、機会があれば是非見たい、(そしてお金があれば)欲しい!と本気で思いました。 コラ−ジュというものにとても引かれます。コーネルの作品には、彼が仕事のあいまにニューヨークの古書店や古道具屋で収集した書物や写真、砂やびんなど様々な素材が使われています。その素材とあわせ方に博物学的なものを感じます。 何に目をつけ、何を集めるのか、そしてどう並べるのかというのは、それぞれの人が持つ世界の切り取り方だと思うのですが、コーネルの箱には、時々同化してみたくなる世界があります。シミックの文章で、作品が一層身近に感じられ、夜やすむ前に時々大切に眺めたい本です。ずっと繰り返し読むだとうと思える、大好きな1冊になりました。(私の本棚にないのが残念。もう一冊買おうかしら) チャールズ・シミックと、いつも素敵な本を紹介して下さる柴田元幸さんに感謝です! |
 |
|
|