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神話の力

神話の力

とても良い / 口コミ件数 : 12


価格 : 3,150 円





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1.  とても良い 形外さん 書き込み日: 2004年11月10日

神話を意識することで日常生活が深くなる。

〜NHK教育テレビでも放映された「神話の力」の書籍版です。当時僕は大学生でした。アメリカインディアンの伝承物語のストーリーや、スターウォーズの引用などを興味を持って見ることができました。この本ではもっと詳しく扱っています。ビルモイヤースは上手に質問してはジョーゼフキャンベルからいろいろ示唆に富んだ発言を引き出しています。たとえば、神話を〜〜現代に伝えるのは芸術家であるが、では、芸術家でもないその他大勢の普通の人間にできることは? と質問されてキャンベル先生は、しかるべき人が書いたまともな本をひたすら読むことだと答えています。こういう具体的な助言はテレビでは印象に残っていません。本ならではです。神話学の教科書ではありませんが神話に興味を持った人が読めばきっと得るものが〜〜多いでしょう。〜



2.  とても良い gaeaさん 書き込み日: 2002年03月18日

神話は人間生活の精神的な可能性を探る鍵である

「人々はよく生きることの意味を探していると言いますが、人間が本当に探求しているのは<いま生きているという経験>です。」この本は、神話学の世界的な権威であるジョーゼフ・キャンベルが、世界各地の詩人や賢者の言葉を使い、私たちに人生は素晴らしいことだということを伝えてくれる。

古代の神話が失われつつある現代において、今求められている神話がどういうものか、そしてその中で生きる私たちはどのように生きるべきかを導いてくれる本である。宗教学や神話学に興味のない人であっても、必ず彼の言葉には自分と共通する物語が探せるはずである。



3.  とても良い さん 書き込み日: 2005年10月17日

神話だけにとどまらない

題名だけみると、神話の話のように見える。確かに神話の話がなされているが、そこから広がる世界がすばらしい。ジョーゼフ・キャンベルの深く広い知識から広がる世界を堪能できる。
インタビューアーであるビル・モイヤーズもきちんとキャンベルの著作を読んでインタビューに臨んでいるだけでなく、キャンベルの力を引き出している。
神話学、宗教学の話にとどまらない。結婚などを含めた、日常性生活にも言及している。



4.  とても良い さちさん 書き込み日: 2001年08月22日

ジョーゼフ・キャンベルの神話の力

アメリカ東部で生まれたキャンベルは幼少時代に訪れた、ニューヨークのスミソニアン博物館でエジプトやインド等の古代の様々な展示物に強く感銘し、天命とでもいうべき神話の探求という彼独自の道を踏み出した。カトリックの厳格な家庭に生まれ育った彼であったが、その枠に留まることなく、ネイティブ・アメリカン(インディアン)の歴史、伝統と儀式に多大な興味を持ち、研究を重ねた。そして、双方の宗教の中に、そして他の宗教にも現れる、共通の概念、例えば処女降誕や、聖杯伝説というものを発見し、その意味を読み解いた。アメリカの名門、コロンビア大学で学び、ヨーロッパへも留学した彼は、神話をただ単に昔話の絵空事と考える人々の概念を大きく覆し、神話を読み解く事を通して、神話が、現在生きている我々に生きる道しるべを提供してくれていることを証明してくれた。彼の神話の探求は、ほぼ全世界の神話の研究に広がり、ただ机上での研究だけではなく、現地に赴き、体験し、遠く離れた地域での神話の共通点を発見し、神話比較学とでもいうべき新しい分野を開拓した。また、キャンベルは、心理学者のユングとの交流により、時代を超えた人間の普遍的な心理の探求にも、彼の仕事の領域を広げた。そして驚くべきことに、20世紀の偉大な画家、ピカソやクレー、また、トーマス・マンやジェームス・ジョイスという小説家、ドイツの哲学者ショーペンハウワーというような人々の作品にまでも彼の領域を広げている事は、前代見聞の偉業とも言える。映画“スターウォーズ”を製作した、ジョージルーカスはキャンベルの英雄伝説の解釈を参考にしたとも言われている。この本は彼が他界する少しまえの彼の仕事の集大成とも言われるもので、アメリカで有名なインタビュアーであるビル・モイヤースとの対話をテレビ放映されたものの翻訳版である。最後にキャンベルは神話は時とともに、人々とともに変わり、作られていくもので、現在の我々の次の神話の概念は、国境線がない宇宙からみた地球に想いを馳せ、COMPASSION(思いやり、慈悲の心)を表現するものであるというメッセージを残してくれている。



5.  とても良い O華下サンバさん 書き込み日: 2006年08月12日

翻訳もすばらしい

まえがきのなかに
ー彼にとって神話は「宇宙の歌」であり「天球の音楽」であったー
という箇所がありますが、この「天球の音楽」という日本語の響きに感動しました。
本の内容もすばらいかったけれども、翻訳の日本語がよどみなく読みやすく、すごい!とおもいました。



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