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ブラヴォー・ツー・ゼロ―SAS兵士が語る湾岸戦争の壮絶な記録 (ハヤカワ文庫NF)

ブラヴォー・ツー・ゼロ―SAS兵士が語る湾岸戦争の壮絶な記録 (ハヤカワ文庫NF)

とても良い / 口コミ件数 : 9


価格 : 924 円





クチコミReview一覧
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1.  とても良い 不審な言動さん 書き込み日: 2006年05月26日

ヒトは「意志」と「仲間」があれば、ここまで強くなれる

要するに、失敗したミッションの一部始終を書いた本である。しかし「貴重な教訓は、むしろ失敗から得られる」わけで、メチャメチャ面白い。

本書口絵に、太い黒ベタで目を隠された著者や同僚の写真が載っている。無精ひげやダサい服装がむさ苦しい。SASは敵地潜入の一週間前から風呂に入らない。理由は本書冒頭に出てくるので読んでください。むさ苦しい身なりにも全て理由がある。経験と、考え抜かれたプランの結果、彼らは映画に登場するカッコイイ特殊部隊とはかけ離れたダサい格好で戦うのだ。
本書では、彼らSASの行動の理由や目的を、何の知識もない素人にも理解できるよう、懇切丁寧な説明がしてある。しかもその説明が理詰めで面白い。低体温症の理屈と、彼らが実際に遭遇した大寒波でどんな肉体症状か出たかの描写など、非常に秀逸。武器類の説明も面白く、補給のないゲリラ戦での使い方など類書にはない。このスタンスは終始変わらず、捕虜となって拷問を受ける際も、理屈と実際が淡々と述べられる。恐ろしい暴力。それに無言で立ち向かう著者の意志。凄い。

著者は学歴皆無で16歳で陸軍に入った元不良少年。しかし本書の面白さは大作家にも全然負けない。また理知的だ。SASの厳しい訓練と経験が素晴らしい洞察力と描写力を著者に与えたのだ。
何より素晴らしいのは、彼らの「意志」力は生まれつきではなく訓練の成果であることだ。人間はここまで強くなれる可能性がある、ということ(私だってきっと)。そして、どんなに厳しい状況でも「仲間」と苦しさを分かち合うことができれば、もっと強くなれる。刑務所での仲間たちとの描写は本当に泣かせる。

じつに恐ろしい内容の本で、読むのが辛くなる部分もあるけど、私は強く勇気づけられた。本書は何百年経っても古くならないはずだ。人類普遍の価値を描いた、輝かしい文献だからだ。



2.  とても良い thanksさん 書き込み日: 2002年01月14日

壮絶な特殊部隊の任務

湾岸戦争のさなかイラクはイスラエルを戦争に巻き込むべく、イスラエルにスカッドミサイルを発射しました。SASの隊員である著者に与えられた任務は、スカッドミサイルを破壊する事。しかし事前のブリーフィングでは予想していなかった事態が次々と起ります。過酷な状況の中部隊は逃避行を続けますが、著者は捕虜になり、イラク軍による壮絶な拷問を受けます。訓練されているとはいえ彼らの強靱な精神力とサバイバル能力に驚嘆すると同時に、湾岸戦争の最中起きていた一つの現実として興味深いと思います。またイギリスが国益を守るためにこうした秘密作戦を行っている事も。著者の率直な語り口と正確な描写により、読み物としても面白く、イギリスで記録的なベストセラーになった事もうなずけます。



3.  とても良い hndさん 書き込み日: 2003年08月20日

リアルです。

生々しいほどリアルです。
世界最高峰の特殊部隊が前線を越え、敵の真っ只中に潜入しての任務。
その作戦準備の段階からとてもリアルに描かれています。
補給を受けられないために、想像を越える装備の重量。
また、本書で描かれているサバイバル術は、私たち民間人でも
遭難したときなどに応用できそうです。

後半で描かれているイラク軍の捕虜となってからの描写は、
ちょっと、つらくなってきます。
専門用語が多いので、ある程度の予備知識をもって読まれることをお勧めします。



4.  とても良い おひけぇなすって87さん 書き込み日: 2006年12月13日

決断しなければならない

SASの任務でマクナブ氏含めた8人はイラクに潜入するが、不運な人的ミスの連続で失敗を余儀なくされる。それは抜きにしても、氏はリーダーとして常に決断を迫られる状況が重なる。そんな時、兵士は静観が許されない。乗るか反るか、つまり生か死かを選択せねばならない。とかく我々は何事においても状況に流されがちで、自分で決断を下し難い。僕はこの著書で、待っているだけでは悪い状況を打開できないことを痛感した。それにどんなに現状が苦しくても、氏が被った受難に較べれば我々のそれなど屁みたいなものだ。だから我々だって決断できるはずだ。



5.  とても良い ゴルフあんぽんちんさん 書き込み日: 2005年06月28日

真実は感動です。

壮絶な内容です。作り話にはない緊張感があります。
地獄の訓練から現実の戦争、ヒーローのいない状況、拷問の苦痛・・・
話の内容がリアルに伝わります、一気に読みましたよかったです。



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