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3. とても良い |
kamomeguitarさん |
書き込み日: 2004年11月20日 |
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純度 |
時代は現代っぽいのだけど、社会は戦争をしていて、 しかし全市民が戦争をしているわけではなく、 企業が仕事として、戦争をしている。 そういう背景設定。 主人公はその企業の飛行機のり。 敵の死、同僚の死。 そういう中にあって、主人公は「キルドレ」。 最後には衝撃的だけどクールな結末が待っています。 僕はこの本を昼休みは就寝前に、こまぎれに読みましたが、 読んでいる間(1週間くらい?)は、とても幸せな気分でした。 小説を読んでいる間、空を飛ぶようにトリップした気分になれます。 なぜなら、この小説の訴える部分がとても純粋だから。 その純粋さゆえに、自分の中の汚れが浄化していくような気分です。 続編「ナバテア」も読んでみたいと思います。 |
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5. とても良い |
voodootalkさん |
書き込み日: 2005年09月03日 |
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僕らのどこかの部分としての『キルドレ』 |
2001年6月リリース。 森博嗣がミステリィの謎解きを捨て去り純文学に挑戦した最初の作品、と言うことができると思う。このように出来上がった作品を読むと森氏の文章は実に切れる。僕は今の文学界でこれほどの切れ味を持った作家をあと一人しか思いつかない。もう一人は村上春樹だ。 森ワールドからさして重要でも無かった『謎解き』と『おちゃらけな会話』を除く。そこには極めて純度が高まった純水のような新しい森ワールドが出来上がる。この高純度森ワールドの登場人物たちは、純化されつくした生死を語り、空を飛び回る。秒単位で自分の思考と視点を捉え、その時の感情を自分なりに表現する。そういった『刹那』がこの作品にはあると思う。 それは実は『僕ら』を高純化させれば奥の方に残るもの。僕らのどこかの部分としての『キルドレ』を読んでいるのかもしれない。それを描ききった本作こそ森博嗣の現時点の最高傑作だと思う。 |
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