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ガンジー自伝 (中公文庫BIBLIO20世紀)

ガンジー自伝 (中公文庫BIBLIO20世紀)

とても良い / 口コミ件数 : 7


価格 : 1,450 円





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口コミ件数:7 1 2 次ページ
1.  とても良い ひとりさん 書き込み日: 2005年01月07日

私の愛読書

この本は文庫版で出会って以来の人生の愛読書です。
この本はガンジーがインド独立運動家達向け新聞に連載として書かれたコラム(?)を翻訳編集したものですがガンジーのメッセージは当時のインド国民ばかりではなく現代に生きる私たちの心を射抜く力をもっているようです。
テロと戦争に暗澹とした今だからこそガンジーの言葉は必要なのかもしれません。
気になった抜粋をひとつだけ・・・。
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私が他の宗教に対して寛容である事を覚えたのは、何も私が生ける神の実在を信じたからではなかった。しかしあるひとつの事−−徳は一切の土台である。そして、真実はすべての徳の実体をなすという信念−−は、私の心の中に深く根を下ろした。真実は私のただ一つの目標となった。それは日毎に荘厳さを加え始めた。そしてそれに関する定義もいよいよ広げられた。p53より



2.  とても良い machineさん 書き込み日: 2008年08月09日

最高の自伝のひとつ

まず、ガンジーというと、インド綿をまとって、非暴力を提唱したというイメージがありますが、彼が英国紳士のいでたちをしていたこと(11章)、初期の活動のうち17年は南アフリカであったこと(第三部)など、意外に知られていないことが多くで驚きます。 特に、第三部と四部の南アフリカでの経験は、いかに彼が、後に知られる、無抵抗、非不服従と、質素な生活の思想を培っていったかがわかって興味深いです。ヒンズーを土台とした彼がいかにキリストとイスラムの思想に触れていったかもわかります。
 この本は読んでそのまま教訓を得るというよりは、さまざまな課題を考えるきっかけとなる本だと思います。 非殺生を唱えながら、英国の徴兵に応じて、民衆から強烈に突っ込まれるところ(75章)、 非不服従を唱える民衆がただの、暴徒化するところ(73章)、徹底的な菜食を通して死にそうになるところ(76章)など、現実に安易な解答というのはないってことを考えさせられます。 特に栄養学に関するくだりは、私にはかなり受け入れがたいところが多かったです。
 それにもかかわらず、全編を通じて、自分と考えを異にする相手と、議論はするが、思いやりと尊敬を必ず示し、侮辱や挑発にけっして仕返しをしないところなど、今の社会問題の解決のヒントになることが多いと思いました。
 余談ですが、他に私が好きな自伝に、福沢諭吉とベンジャミンフランクリン(共に岩波文庫)がありますが、彼らとガンジーに共通しているのは、若いときに新聞の発行とコラムの執筆にかかわったってところで、そういった経験が彼らの思想と文筆力を養ったのだろうかと興味深く思いました。



3.  とても良い 荒野の狼さん 書き込み日: 2007年07月24日

真実の人・ガンジーの半生

ガンジーの生き様が本人により述べられた本です。政治的に有名な“塩の行進”をはじめとする歴史は述べられていません。英語版にはない丁寧な訳注が理解を助けます。また、短い章で分けられ、写真や地図も豊富で大変読みやすくなっています。ガンジー自らが書いた“はしがき”に、この本全体の思想が凝縮されています。曰く、“私は神を真実としてのみ礼拝する。私はまだ神を発見するにいたっていないし、また、今も捜し求めている。、、、およそ真実の探求者は、塵芥より控え目でなくてはならない。、、、私は読者の前に、私の欠点や過ちをことごとくさらけ出してみたいと思う。、、、私自身を判断するに当たって、できるだけきびしく誠実であることに努めよう。そのような規準に立って私自身を測定しながら、私は叫ばなくてならない。”

我のごとく小賢しく Where is there a wretch
いやしき者ありや So wicked and loathsome as I?
造り主を見捨てたる我 I have forsaken my Maker,
我はかく 不信の徒なり So faithless have I been.

本文では、まさにマハトマ・偉大な尊者と言われるにふさわしい半生が語られています。ヒンズー教徒でありながら、キリスト教・イスラム教に対する理解を示し既成宗教の枠を超えて真実に関する実験を生涯に渡って貫ぬいた姿勢は感動的です。この本のはしがきと本文を読んだ読者の中の一体どれだけの人物が、自らを神(=絶対の真実)を知っている真の信者であると言えるでしょうか。



4.  とても良い chibigameさん 書き込み日: 2007年02月08日

尊敬できる人

ガンジーの話は幼いわたしの心に
いつまでもいのこっている。
まずしいインドにあってなお人々を少しの幸せ
しかないのにあたえてしまう。

みずからは欲しいといわない、
断食。とてもわたくしにはできない、

今の時代をどー考えて見ているか
生きていたら聞いてみたい人のひとりである。

自伝の重さは読む人を考える事へと導く。
ガンジーの生き方に現代ははなれすぎている。
もっとシンプルに全世界が生きてみれば
地球は50年後も健康に存在しているかもしれない。

さーページをめくって彼の生きた時代を知ろう。
 一読推薦!!



5.  とても良い ひかりごけさん 書き込み日: 2009年06月26日

いまに生きる思想と実践


じぶんの生き方を振り返りながら、読みました。

2009年。経済と世界が混迷するなかで、
いままでのじぶんの仕事のしかたや生き方が、
壁にぶつかっている気がする。通用しにくくなっている
気がする。生きにくく感じてしまう。

そんな気持ちで読みました。

この偉大な人、ガンジーの生き方は、
じぶんが感じている困難さよりも、何十倍何百倍も
困難ななかで、理想を見失うことなく歩きつづけ、
ほんとうに多くの人々に影響を与えつづけたんですね。

じぶんもこういうふうに生きる努力をすれば、
もっとじぶんにまっすぐに、もっと生きやすくなるのかも
しれないと感じる記述がたくさんありました。

たとえば、菜食主義の実践。
肉や魚ばかりでなく、豆類も塩さえも摂ることを
ひかえた。それでも人間は生きてゆける。
たとえば、欲望の抑制。
欲望をおさえる生き方を身につけると、
人と争うことなく生きていける。

ガンジーというと、行進を通して、人を導いた人
という印象がありましたが。もともと弁護士であって、
法律の知識を力に行政府と闘いつづけた場面が
多かったことも初めて知りました。

思想を学びつつ、実験、実践をくりかえして
ガンジーの生き方は形成されていったことが
よくわかりました。

困難な時代にあればこそ、
思想と実践のくりかえしがとても大切と
感じた一冊です。



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