内容については他のレビュアーの方々が書いて下さっていますね。皆さんのレビューを拝見して注文してみました。
本当に面白い!あっという間に読了しました!馴染みの薄い時代の馴染みの薄い部族の物語でありながら、不思議と東ゴート族の運命に強く感情移入してしまいます。迫り来る運命を目前にしたトティラ王の奮戦など強烈に胸が締めつけられました。
短い一冊ですが、大変に濃い内容です。語りの上手さ同様、少年時代からの興味と情熱を同書に結晶化させた作者の姿が印象的。
小谷野氏同様(ご著書拝読しております)、本書によってフェリックス・ダーンに興味を持ち、早速英語版『A Struggle for Rome』を注文してみました。原書はドイツ語だそうで、アマゾン・ドイツを覗いたところ、フェリックス・ダーンをナチスのプロパガンダ絡みで非難するレビューがチラホラ見受けられ…ドイツも苦労の多い国だな、と思わず暗い気分になってしまったり。
読んでいて脳裏をチラチラしたのは『ロード・オブ・ザ・リングス』のイメージでした。トールキンはフェリックス・ダーンの『A Struggle for Rome』(原書タイトルは『Ein Kampf um Rom』)に影響を受けたと、との見方もあるようですよ。