本・雑誌 天才の栄光と挫折―数学者列伝 (新潮選書)の口コミを検索

トップ本・雑誌科学史・科学者天才の栄光と挫折―数学者列伝 (新潮選書)
を 商品名

天才の栄光と挫折―数学者列伝 (新潮選書)

天才の栄光と挫折―数学者列伝 (新潮選書)

とても良い / 口コミ件数 : 22


価格 : 1,155 円





クチコミReview一覧
評価の高い順 評価の低い順 書き込み日の新しい順
口コミ件数:22 1 2 3 4 5 次ページ
1.  とても良い masaito_amazonさん 書き込み日: 2004年03月04日

著名な数学者へのイメージの変化

この本を読んだことで著名な数学者へのイメージが変わりました。
これまで、ただ数学の探求のみに人生を捧げてきた人たちと思って
いたのですが、実は彼らは数学以外に人間臭い面を少なくとも一つ
は持っていることが分かりました。政治、愛、地位…。また、常に
孤独感を背負っており、その寂しさを埋めようとあがいている様も
浮かびました。

私は制御に関する研究を行っている学生で、普段様々な数学に触れ
ますが、それらを作ってきた数学者に関する知識はありませんでし
た。ただの伝記ではなく、著者自身それぞれの数学者に関連のある
場所を尋ね、そこでの出会いなども描かれており、自ら旅をしてい
るような感覚を味わいながら数学者達の「栄光と挫折」を知ること

ができました。分量が適当かつテンポも良かったので、どんどんと
読み進めることができました。



2.  とても良い ホーライさん 書き込み日: 2005年01月29日

人類の本質

9人の古今東西の数学の天才列伝。
日本人として関孝和が入っている。

まず、数学を愛して止まない著者の姿が好ましい。その人柄が自ずと分かる文章である。
そして、もちろん、9人の「天才」数学者の苦悩と感動のドラマも興味深い。
数学者として天才で有ったからと言って、もちろん人生の成功者とは言えない。
それでも、数学が持つ魔力に魅了された9人は、僕たち人類の本質である“好奇心”と“探究心”のいちサンプルとして、あまねく紹介されている良書である。
圧巻は『フェルマーの最終定理』を証明したワイルズの章だ。



3.  とても良い 黒亀さん 書き込み日: 2003年01月21日

よくできた伝記

扱われている数学者はニュートン、ラマヌジャン、チューリングなど。数学の話題は出ないので、それのみを目的にした読者は落胆するだろう。しかしこの本は伝記なのである数学の解説書ではない。伝記だけでも十分価値がある。この本では人物それぞれを簡潔に書いてある。また文章も美しく、時折いいな〜と思う文章に出くわした。数学者について興味がある人にはぜひお勧め。また紹介されている数学者についてもっと知りたいなら、ニュートンハミルトン、ラマヌジャンについては「心は孤独な数学者」(藤原正彦著)、チューリングには「甦るチューリング」(星野力著)、ワイルズについては「フェルマーの最終定理」(サイモン・シン著)がお勧め。



4.  とても良い q-reviewerさん 書き込み日: 2002年09月15日

ニュートンの真実、母への心情から東洋と西洋との分岐点まで

NHK人間大学シリーズのテキスト「天才の栄光と挫折―数学者列伝」を元にして一冊の独立した著書としたもの。
内容は基本的に変わらないが大幅に加筆してあり、番組を見、テキストを読んでいてもなお読み応えがある。

もっとも印象に残るのは、ニュートンのくだりである。なぜ西洋に科学が発達し、東洋で発達しなかったか?その分岐点となった宗教の存在。その例証となるニュートンと関孝和のダイナミックな比較には目から鱗が落ちる。一方でニュートンの母への心情にもこれまでとは違ったニュートン像がある。

改めて目から鱗を落としたくて、次々に読み進めてしまう充実の一冊である。



5.  とても良い 一功堂さん 書き込み日: 2006年04月03日

天才という素数の、人間としての公約数

世にある才能のうちでも、数学的才能というのは最も光輝に満ちたものの一つでしょう。例えば、エヴァリスト・ガロアは同時代の数学レヴェルを圧倒的に凌駕していました。彼の著した「群論」が世界に認知されたのは彼の死後14年後のこと。さらに彼についての研究が一定の成果を得始めたのは死後約40年後。そして量子力学の分野に応用されるようになったのはかれこれ100年経ってからのことです。つまり、ガロアの天才は同時代人たちに人類の100年後の到達点を明示したとともに、人類に100年のたゆまぬ努力を強いたわけです。その100年間、「ガロア理論」だけが超然としていたのです。畢竟ガロアは、まるで太陽のように無二でした。そして無二であることは、いつの世でも、太陽のように孤独なのです。
本書には、そんな9人の数学的天才の生涯がおさめられています。数学者である著者は、彼らの数学的偉業を踏まえながらも、「愛」「孤独」「情熱」等々の、我々数学になじみの薄い人間にも聞き覚えのある、どの人生にもあるかもしれない「公約数的」な術語でもって、天才達の天才であるが故の「栄光と挫折」を描き出すことに成功したといえるでしょう。



1 2 3 4 5 次ページ

文学・評論
思想・社会・ノンフィクション
人文・思想
社会・政治
ノンフィクション
歴史・地理
ビジネス・経済・キャリア
投資・金融・会社経営
科学・テクノロジー
医学・薬学
コンピュータ・インターネット
アート・建築・デザイン
実用・スポーツ・ホビー
資格・検定
暮らし・健康・子育て
旅行ガイド
語学・辞事典・年鑑
教育・学参・受験
こども
コミック・アニメ・BL
タレント写真集
ゲーム攻略本
エンターテイメント
新書・文庫
雑誌
楽譜・スコア・音楽書
古書
カレンダー
ポスター