とても良い / 口コミ件数 : 13件
価格 : 2,520 円
リーマン予想をめぐる今日までの流れが良くわかる一冊です。多くの数学者の業績や失敗が綴られているので、とても勉強になりました。 そして何より、表現が音楽になぞられていることが美しいです。これなら数学に普段親しんでいない方にも、数学の美を感じることが出来ると思います。 ぜひとも多くの方に読んでいただきたい一冊です!
この本は「博士の愛した数式」の著者である小川洋子さんが推薦文を書かれていたのと、私も好きな「素数」というタイトルに惹かれ、ついつい買ってしまいました。が、決してそれに違わぬ内容であると思います。 数学をかじったことのある方ならお分かりのとおり、素数って規則性の見えないように見える不思議な世界。そんな素数に魅せられた数学者たちの織り成す物語が、”音楽”になぞらえて展開されていきます。 数式は最小限にとどめられていて、リーマン予想の概略を捉えるには、いい入門書と言ってもいいでしょうし、それよりも広く数学の世界への入門書としてもお勧めできます。この本にもっと早く出会っていたら、もうちょっと純粋数学に興味を持っていたかもしれないな、と思わせてくれる一冊です。
この本の全般の内容からは枝葉末節なのかもしれないが、ニュートンとライプニッツの微積分成立に関する争いについて、著者がちらりと語ったP.179からP.180の意見はとても参考になった。数学者の意見としてこういう見解は貴重だと思う。哲学と数学の境界領域を理解できる数学者または哲学者は世界中でも意外に少ないということなのだろう。またイギリスの数学界がリーマンの革命に乗り遅れたという著者の意見にも、知らないのは私だけだったのかもしれないが、なるほどとうなずけたものがあった。これに加えてないものねだりかもしれないが、ブルバキの活動の意味なども詳しくあればもっとよかったのかもしれない。でもそれは素数とは関係ないのかな?
海の広さや深さは分からないのに、浜辺に座って沖をみながら、波が押し寄せては引いていくときの砂が流れて小さな水泡が弾けるような音を聞いているような感じ、気持ちよくって読むのを止められない。 いいの分からなくっても気持ちいいんだからさ。
難しい言葉はたくさん出てきますが 難しい話はひとつもありません 難しい話を如何に簡潔に 誰でも理解できるように 話をすること センスがあるかないかって そういうことだと思うんですよ