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青い鳥 (新潮文庫 メ-3-1)

青い鳥 (新潮文庫 メ-3-1)

とても良い / 口コミ件数 : 10


価格 : 420 円





クチコミReview一覧
評価の高い順 評価の低い順 書き込み日の新しい順
口コミ件数:10 1 2 次ページ
1.  とても良い westlakerさん 書き込み日: 2002年10月20日

目に見えない幸せ

わざか190ページ、400円もしない文庫本でありながら、数多くの人生の
エッセンスが詰まった本であると思います。

貧しい木こりの子のふたりが幸せの青い鳥を探すために、いろいろな世界を
見てまわるわけですが、その過程でいままでに気付かなかったことの
大切さを知ります。子供向けというよりも、むしろ大人こそ、じっくりと

味わって読むことで、身近な人や与えられた環境の恵みを感じることが
出来るのではないでしょうか。



2.  とても良い jtraneさん 書き込み日: 2005年09月02日

幸せの青い鳥

幸せの象徴として「青い鳥」という言葉が日本人ほど好きな国民はいないのではないでしょうか。「青い鳥」という名前のつく保育園や図書館、児童館があちこちにあるように思います。しかし、「青い鳥」=幸せ という印象をもつみなさまが原作を読まれているのかどうかは怪しいところで、題名のイメージが一人歩きしてしまったのではないか、と考えます。

つい最近、メーテルリンクの作品を読むまではわたくしも 「青い鳥」=幸福 と漠然としたイメージをもっておりました。原作はそのような淡いパステルカラーの幸せを描いた作品ではなく、シビアな現実を目の前に突きつけられた感じがしました。

ほんとうの幸せ、生きる意味を知るためにもメーテルリンクの原作をぜひとも多くの方に読んでいただきたいと思います。



3.  とても良い スティブョックさん 書き込み日: 2004年06月24日

何かをなすために人は生まれる。

ベーメ、そしてメーテルリンクは神秘主義詩人として有名な人です。
現在のヨーロッパでも、森やと殺される豚が会話するといった
擬人化された子供向けの作品が多数存在しますが、メーテルリンクは、
こうした、事象や自然に魂を吹き込むことがほんとうに上手です。

数々の旅の中でも、宿命を受けて生まれる子供たちの話は感動します。

「何かをなすために人は生まれる」という、この説話は、
プロテスタントの予定説に基づいています。
こどもたけではなく、教育に悩まれるおとうさん、おかあさん、人生の岐路にたった人たちにとっても心が温かくなることでしょう。



4.  とても良い ひいらぎさん 書き込み日: 2008年08月23日

もう一度読みたかったんです*

青い鳥といえば、こどものころ、いわさきちひろさんのあわい絵が美しい、この本の古版を宝物にしていましたが、これは物語として再編集されていたんですね。原作は、とにかくメーテルリンクのこだわりっぷりがすごい。登場人物の衣装や舞台に至るまで事細かに設計してあるんですよ。おかげでイメージがわきやすくて助かりますが、この劇を作る人々はさぞ大変だったことでしょう…。古い本なので、時代を感じさせる言葉遣いや時には不適切な表現も見られますが、それらを含めてももう一度読んでよかったと思いました。絵本の記憶はかなりおぼろげなので、チルチルとミチル、犬のチロ、砂糖の指をおやつにくれる砂糖の精くらいしか覚えていなかったのですが、実は仲間がたくさんいたんですね。しかも彼らにとっては青い鳥探しは戻れない旅という衝撃…。それでもチルチルとミチルと旅に出たいと乞うチロはいじらしくて胸を打たれました。いろいろな国をたどりながら一行は青い鳥を探しに行くのですが、わたしの待望の「未来の国」はやっぱりとてもよかったです。未来の国の彼らは自分の運命を知っています。生まれたら忘れてしまうんでしょうけれど、英雄的な役割をすることになる子といった良き?さだめを持つ子の一方で、病気を3つも持っていく子や、苦しいものを持っていく子がいます。彼らはけれど、忘れないように、それらを持って旅にでるんです。いいものも悪いものも持って未来の国を出て行く。そのくだりが一番好きです。ここを読んだだけで満たされるくらい好き。その後も彼らのたびは続き、結末は皆さんが知っているとおりなのですが、絵本よりも詳しい描写が魅力的で、大人が楽しめる童話だと思います。



5.  とても良い 悠蝶さん 書き込み日: 2004年10月23日

幸せ探し

幸せとは何だろうか?
誰しも一度は考えるテーマである。この本を読み終えると何となく幸せのかたちが見えてくるような気がする。私はこの本を読み終えて哲学者カントの言葉を思い出した。「幸せを求めるのではなく、幸せに値する生活を送れ」というカントの言葉である。
青い鳥は戯曲の最高傑作の一つである。



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