とても良い / 口コミ件数 : 36件
価格 : 1,680 円
「なぜパール?」 と思っている人も、もしかしたらいるかもしれません。 わたしも買ってから、しばらく本棚に置きっぱなしだったのですが、 読んで、本当によかったと思いました。 資料は、このように読み解くという手本を鮮やかに見せてくれます。 パールの真意は、日本人ならば、必ず正しく後世に伝えていかなければならない。 強く思いました。 それにしても腹立たしいのは、パールを歪曲しようとする多くの学者たちです。 わたしたち一般人は、難解なパル判決書を気軽に読むことができません。 学者が「こうだ」と言えば、そうなんだと思ってしまう。 意図的に大衆を騙そうとしているのならば、罪が深いです。 日本の学者たちが、いかに信用できないか(能力がないか?)よくわかります。
本書の内容の大枠は中島岳志著「パール判事」に対する反論・批判となっています。 半分は「SAPIO」のゴー宣からの採録と他に「正論」での論文が2つと「戦争論3」から第10章を再構成して載せています。 もう半分は書き下ろし・描き下ろしで、「解題 パール判決書」と題したパール判決書の要約は115ページにも及び読み応えがあります。 帯には「これはもうひとつの戦争論だ」とありますが全くそのとおりで、副題を付けるなら「戦争論4」で決まりだと思います。 これまでの小林氏の著書からも明らかだったと思いますが、彼の史料検証は非常に丁寧かつ正確だと思います。 むしろ、本書を読むと「どうやったらこんな解釈になるのか?」と一般の高校卒業程度の国語力しかない僕でも不思議に思うような解釈を、中島氏をはじめ知識人の方々がしているのには驚かされます。 それはおそらく「国語力」で史料検証に当たるのではなく、「特定のイデオロギー」や「偏見」を持って史料検証に当たっているからではないでしょうか。 それではまともな史料検証など出来はしないのは言うまでもないことで、小林氏の本書における怒りや呆れは痛いほどよく解ります。 「たかが漫画家」などと侮らずに学者・知識人の方は本書を読むべきだと思います。 本書を読んでも反論出来るのかは甚だ疑問です。
「パール真論」は、中島岳志著「パール判事」を批判しながら、正しいパール像を打ち建てるという本である。連載中から、「中島みたいな小物を相手にするな」「もうパールはあきた」と言った批判が相次いだようだが、結局、去年の年末から半年以上かけてパール論・中島批判は続けられた。特定の個人をこんなに長期にわたって批判したのは、ゴー宣の歴史始まって以来初めてのことだが、今回の論戦は、ゴー宣の歴史の中でどのように位置づけられるだろうか。私は、小林から中島らロスジェネ世代に対しての叱咤だったと考えている。 現在20代後半から30代前半の世代は、小林よしのり「戦争論」の直撃をもろに受けた世代であり、その衝撃があまりにも強すぎて、今でも彼らは小林に対して適切な距離をとることができない。ある者は小林を罵倒・嘲笑し、またある者は小林の影響などまったく受けなかったというフリをする。それでいて、何とか小林を乗り越えようともがいているのだ。一種のエディプス・コンプレックスである。 たとえば、右翼から左翼に転向した雨宮処凛は、論座で小林と対談した号で、自らの「戦争論」体験を語りながら小林を揶揄する文章を書き、小林から無礼だと批判されている。中島も、かつて小林の戦後民主主義批判に強く魅かれたと同時に疑問を持ったと、小林に対するその複雑な感情を著書で告白している。そんな、かつての良き読者であったロスジェネ世代特有の「弱さ」を、小林は中島に見出し、思い切り説教したのだろう。中島は父親=小林を乗り越えるために安易に小林を批判して、結局叩き潰されたのである。小林への反論で、自分にとって小林は特別な存在だと泣き言を言っていた中島が哀れであった。 彼ら特有の「弱さ」を克服し、小林の功も罪も吸収した上で小林を超える人物がロスジェネ世代から誕生するのはいつだろうか。そんな逸材が登場するまで、小林はまだまだ第一線に君臨し続けなければならないだろう。
普通の学者以上に徹底して検証した漫画を超えた学術本だと言える。 パール氏の名誉と真実を守ろうとした著書の熱い思いが伝わると同時に、また非常に勉強になりました。ところで、「虎太郎」さんとやら、あなたはきちんと著書をよんで評価を下したのか?読みもしないでいい加減な評価はやめていただきたい。
国際法の専門家でもなく歴史学者でもない、漫画家による この本のほうがパール判事のいいたいことを的確に伝えている。 本の中でも言っているが、国語力の問題(かただの薄らサヨクがわざと間違えているか)。 専門家だとか学者とかいう以前の、資料を精確に読む、 内容の趣旨を精確にとらえているか、というはなし。 中島氏が精確にパール判決書をよめているとはとても思えない。 自分の信じているイデオロギーを最優先したという印象。