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とても良い / 口コミ件数 : 10






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口コミ件数:10 1 2 次ページ
1.  とても良い "レトロ童子"さん 書き込み日: 2003年12月10日

孤独ということについて考えさせられる一冊

誰しも「...全てを捨てて何処かへ行ってしまいたい」と深刻な衝動に駆られた覚えがあることでしょう。私もある。現実問題としてこの日本の様な島国では、失踪するにせよ結局は人の中に紛れ込む羽目になるだろう。しかしこのノンフィクションで追体験される失踪と放浪は、アメリカ大陸ゆえに意味も違ってくる。我々日本人の冒険や放浪に対するイメージと彼等のそれは、スケールも意味も根本的に違う様に思える。そうしたロマンも大陸ではほとんど命がけの冒険になってしまう。これは私見に過ぎないが、主人公の行動はむしろ「孤独への挑戦」めいており、本書を読み進めるうち、主人公の魂の叫びが渓谷や山脈にこだまするような錯覚を覚えてしまうのは、きっと私だけでは無いだろう。私も孤独を愛するたちだが、こんな寂寥感に果たして正気を保てるか、とても自信は無い。私は都会に暮らして永く知人も少ないが、孤独を感じた事など一度も無い。TVもあるしゲームやインターネットが在る現在では、退屈や寂しさなど幾らでも紛らわす事が出来る時代、だからこそ「引きこもり」等も成立する訳だろう。少なくとも自身の「孤独」と対峙せずに済むのがこの文明社会であり現代と言う時代だ。しかし本書の主人公は、そのすべてを捨て、文字どおりの「荒野」へ向かった。本書は主人公失踪の足跡を辿るノンフィクションであり、真実は「神のみぞ知る」ところであるが、著者の推理は我々の興味と相乗効果を奏している。そして著者は主人公の死の謎にひとつの仮説を得る。つまり本書には主人公の実像や行動を追跡し、推理謎解き的な面白さがある。詳しく書かないが、主人公失踪の動機はある事情からの絶望と推理は出来るが、しかしそれだけてこんな放浪生活を志向するものだろうか? 何が彼をこんな「孤独への挑戦」に駆り立てたのか、悩み多き現代人ならば誰しもが、この主人公の「真実」を知りたいのではないだろうか。



2.  とても良い Bougeriesさん 書き込み日: 2002年02月18日

是非20代の人に!

20代始め、社会での自分の位置や立場が把握できず、また自分が属する社会を肯定もできず、自分の中の何かを自分でつかみたくて放浪の旅を始めた主人公の気持ちに、同じような年齢で読んだ私は悲しいくらい共感できました

彼の痛ましく正直な生き様、それをむげに否定することはできません。
きっと自分がこの本に出会う年齢で感想が様々に異なるとはおもいますが、
是非若い人に読んで、それぞれ何かを感じてもらえたらと思います。
"Into Thin Air" もすばらしい本ですが、全く異なるジャンルとして読んでください。



3.  とても良い B. Clarkeさん 書き込み日: 2007年12月20日

A good scenario of the old "man vs. nature" theme

A fine, although depressing, book about a very idealistic young man who ventures up to live in the wilds of Alaska, without any companions, food, equipment. A good scenario of the old "man vs. nature" theme. Also, if you missed reading Tino Georgiou's masterpiece--The Fates, go and read it.



4.  とても良い チャツさん 書き込み日: 2006年04月25日

荒野に魅せられた孤高の精神

1992年4月、アメリカ東海岸の裕福な家庭で育った若者が、ヒッチハイクでアラスカまでやってきて、マッキンレー山の北、住む者のない荒野に単身徒歩で分け入っていった。4か月後、寝袋にくるまって餓死した彼の腐乱死体が、ヘラジカ狩りのハンターたちに発見された。優秀な成績で有名大学を卒業した直後に、名前を変え、大金を慈善団体に寄付し、残った紙幣を燃やし、自分の車と持ち物を捨てて、まったく新しい人生、新鮮な素晴しい体験を求めて北アメリカを放浪するという生き方に身を投じた若者だった。アラスカで死体が発見されるまで、彼がどこに行ったのかも、どこにいるのかも、家族はまるで知らなかった。知性も分別も備えた、世間から見れば恵まれた境遇の若者が、なぜ、このような悲惨な最期を遂げたのか? 勇気ある高い理想をもった若者だったのか、それとも、向こう見ずな愚か者、変わり者だったのか? 彼の軌跡には、「荒野に魅せられた孤高の精神」を見てとれる。



5.  とても良い kolmasさん 書き込み日: 2009年01月04日

初めての洋書

和書荒野へ (集英社文庫)を先に読んでいたのですが、
クリスの残した手紙や、数多くの有名な著者の残した一文、訳す前の地名など、
当事者たちの世界観をしりたくて洋書を買いました。

和書では日本人のために大まかな地図が載せられていましたが、
洋書は地形が分かるようになっています(地図のページ数は同じくらい)。

Into the Wildを語るには欠かせない一冊だと思うし、
欲しかった分、買って満足です。



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