とても良い / 口コミ件数 : 8件
価格 : 380 円
気怠い雰囲気と言いしれぬ悲しみ、叶うことのない、愛するものへの心情の吐露、確かに中也の詩は青臭くて、感傷的で、キャッチーであり、それは否定できないが、それらを認めた上でも中原中也が自分にとってとても愛おしい最も大切な詩人であることに変わりはない。「ホラホラ、これが僕の骨だ」と書いた中原の破裂しそうな寂しさと絶望的な怒りに共鳴する心を幾度振り払おうと試みたことか。「汚れつちまつた悲しみに」にいったい幾度青春ポップな切なさを感じ、心揺さぶられたことか。「わたしの詩人=みんなの詩人=中原中也」
30歳で夭折した詩人「中原中也」としてではなく、一詩人である「中原中也」の作品集 として読んでほしいと思います。 ついつい作者のプロフィールを気にして作品を読みがちですが、その辺のことはあえて 無視して、純粋に作品だけを読むと、その詩のよさがわかると思います。 私は「冬の長門峡」が好きです。
集英社文庫の表紙リニューアルシリーズ。 絶妙な表紙です。読む気にさせますね。 ゆあーん ゆよーん ゆやゆよーん オモシロい。なんだそれ。 彼の感性が面白いです。
美少年で若くして散った詩人。 詩も美しく・・・。 しかし、私は、中原中也の詩の中に、泥臭い青春が見える。 現実に唾する若者の姿が見える。 天才詩人の詩を私ごときが、理解することはできないけれど。 中原中也の泥臭さは、私を刺激する。 「詩」なんて、18歳までに読むものだと思っていた私の考えを、ひっくり返した。 今読んでこそ、わかる箇所がいくつもあった。 彼は、ちゃんと生身の女の詩も書き、人の人生をひっくりかえすようなとんでもない詩も書いている。 その後、なにくそと、生きたくなる。 無性に何かがしたくなる。 高校生の頃、夢見ていた中原中也は私の中にはもういない。 いるのはちゃんと成人した、とんでもない不良詩人だ。
忘れられない独特の文体が魅力。