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価格 : 714 円
夏目漱石は、ぼっちゃんや、我が輩は猫であるという有名なものは分かりやすかく好きでした。 それ以外の小説は、分かりにくい面もあり、特に記憶に残っていませんでした。 悩む力という視点で、漱石を読み直せば、もっと深い理解ができるかもしれないと思いました。 悩むことも、力であるという視点は共感できました。 悩んだだけで終わるのではなく、それを記録するか、解決するか、一旦は逃避するか。 人によって対応が違うかもしれません。 負けなければ、きっと力になるんだと感じました。
悩むというのはつらいことでもあるけど、それは 自己形成をする上でもとても大切なことです。 この本を読んでそれを再確認できました。 真に知性的な人というのは、物知りな人や情報通 の人のことではなく、悩みぬく中で自らの生き方を 見出した人。 これも、まったくそのとおりだと思いました。 著者が影響を受けた夏目漱石の本も読んでみたく なりました。
悩む力とは一体なんなのか? 悩む力について著者の経験、考えを通して考える。 その力の代表的な例として漱石・ウェーバーを選んでいる。 実際悩んでいるつもりの人が多い中、本当に悩む意味を見出せる本だと思う。 私の中では悩むのは無駄という軽い本が多い中、考えさせられる面白い本だと思う。
ロボットや家畜ではなく人間として生きて行く上では、必ず壁に当たったり挫折したりして悩むものだと思います。グローバリズムの産物として勃興したネオ・リベラリズムの栄枯盛衰。その結果としての格差拡大や社会的閉塞感に満たされた現在において、タイムリーな1冊だと感じました。本書では、自我・お金・知識・青春・宗教・労働・愛・死・老いと、多岐にわたったテーマにおいて、著者の哲学が記されています。また100年前に生きた、夏目漱石とマックス・ウェーバーの理論や文章が現代に通じるものとして多く引用されております。多くの有識者は、先人の言葉を引用することでかえって文章の内容を難解にし、読みにくくしてしまいますが、本書では非常に効果的かつ分かりやすくなるように引用されているところが好感できました。老若男女問わず、現代を生き抜くための人生哲学を身に着ける入門書として、大変有益な1冊であると思いました。
一読では決して解りやすい本ではありません。最近ちまたにあふれてる 明快分析・明快解決なセルフヘルプ本のような、すっきりとした読後爽快感はありません。 ただ恐らく著者は、現在、自我に囚われ「自分の城」に閉じこもる人、 「自己チュ−」の人、一見社会で上手くやっているようで、表面上だけ上手くやって 見せている人、が多くなっていると感じており、それに対し、 昔の人も悩んだ。自分も悩んで突き抜けた。皆も悩んで大丈夫だよ。と 自力で突き抜けることを勇気づけようとしてくれる。その優しさが、嬉しい本です。