とても良い / 口コミ件数 : 18件
価格 : 560 円
吉岡一門70人との殺し合いを潜り抜けたあとの28巻。 嵐が通り抜けたあとのような静けさが全編を覆う。 おつうを通して描かれるのは、男の背中を追う女のもどかしい想い。 無茶してほしくない。強くならなくてもいい。そしてずっと私といてほしい・・・。 女はそう願うわけだけれども、そんな女があこがれる男がそもそも無茶する生き物、強くならなければいけない生き物。 そして、故郷を捨て荒野をさまよい続ける本能をもった生き物であるのだからしょーがない。 おつうは、言いたいことをグッとこらえて胸に飲み込む(武蔵が寝てるときにつぶやいてみたりはするけれど)。 これって「仕事と私、どっちが大切なのよっ!?」ってすぐに問い詰めちゃう類の女性とは違う、ずっと我慢の必要な生き方だよな。 もう剣を握れないかもしれない。 そんな境遇になってもまだ「我」に固執する武蔵に、沢庵は活を入れる。 五体満足のときは思い浮かべもしなかった「剣の道以外の道」。 それはつまり他人と「殺しあう」以外の関係性をとり結ぶことであり、他者との共生の道だ。 その道とそこに立つ自分を想像すらできない―したくもない―武蔵はその道と向き合い、人間としての成長を遂げることができるのだろうか。 そしてその成長を遂げたときこの寺での休息は、武蔵が「殺し合いの螺旋」から離脱するきっかけとなるのか、 はたまた地獄と地獄の狭間のつかの間のときとなるのか。 それはまだ定かではない。
おつう健気すぎる なんですかこの理想のやまとなでしこは・・・ 武蔵うらやましすぎ
又八、武蔵、おつう、城太郎、そして..小次郎。 伝説的な逸話と共に闘う力を失った1人の男を中心に、周りの人達、それぞれの複雑な想いが、井上さんの驚異的な画力で表現されています。 あなたは、彼らの言葉やしぐさから何を感じるか。 作者に問われているような気がします。 だいぶ前にネタフリしたあの件が遂に完結。この一冊を読んだら是非13巻→1巻→2巻と読み返したいですねヾ('▽`;)ゝ
この巻を読んでやっと又八を好きになれました。斬り合いの巻の方が好きですけど今回はすごく良かったです。マンガ展も楽しみです。
原作通りだともう小次郎と戦うまで斬り合いはないと思うのですが…井上さんは今後どうストーリーを展開していくかが楽しみです。しかしまぁ他の漫画にはない圧倒的に引き込まれる墨で書かれた絵は素晴らしいです。もう少し出る間隔を短くして欲しいですねぇ。毎回待ちきれないです!