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金融機関でない限り、利益だけが組織の目的ではないはずである。 しかし、経営目標や組織の目標が利益でしか語られないことがある。 そんな組織では、誰も協力はできないことは自明ではないだろうか。 本書に書かれている視点も大切だと思う。 ただ、組織の目標を示すことができない経営者がいる限り、そこは不機嫌な職場にならざるを得ないと思う。 この本に書いてあるようなことを、中間管理職が努力すれば、その部署だけは楽しくすることができるだろうが、管理者が変わればもとの黙阿弥かもしれないのではないだろうか。 権限を与えられていない管理職にプロジェクトマネージメントを強いることも筋違いかもしれない。プロジェクトマネージャとは事業部長のことだから、人も金も権限があってはじめてできる仕事ではないだろうか。
私の今の職場がまさに本書が指摘する“問題職場”の典型なので、非常に興味深く読んだ。 「朝夕の挨拶がない」「他人を思いやる配慮がない」「自分の責務だけ果たせばよい」「他部署との連携が悪い」「会社の営業数字に関心がない」「お客様あってこその企業だという意識がない」・・・こうしたネガティブな問題が、生産性の低下、社員のモチベーション、ひいてはその会社の存在意義、などの根本問題にまで深く関わってくる。不幸なマイナス・スパイラルでしかない。 1日の最低3分の1の時間と労力を費やす職場なのに、仕事がつまらない、雰囲気に馴染めない、などと不満や文句ばかり並べる者は多い。しかもそうした“不満分子”に限って、自分からそれを改善しようとはしない。どころか、転職という名目でさっさと退職してしまう。そこにはやはり、自分さえよければ他はどうなっても、という身勝手さしか感じない。 もっとも、社員の幸せを二の次三の次にし、ひたすら効率や高収益ばかり求める経営層が少なくないのも問題アリだが。 従業員の満足度(ES)を向上させたいという“良心”があるひとならば、立場が労使のいずれかを問わず、ぜひ参考にし、そして改善を実践したいものだ。
「不機嫌な職場」を読ませていただきました。 協力し合う職場からは距離があるような淋しい場面、思い当たる場面が、最近もちょくちょくあり、 本を読み進めながら、人としての基本が大事だな、とあらためて思いました。 まず身近な足元から出来ること、自分の周りのチームから出来ること、輪を拡げていくことが大切だな、と思いました。拙いですが、「感想」です。
私はここに書かれているような職場で働いていました。入社して最も驚いたのは、社長以下全員朝も外出時も記者時も全く誰も挨拶をしません。社内があまりに静かなので、会社の状況が見えずとても働きにくく、仕事に慣れるのに時間がかかりました。 あとでわかったことですが、重要な議論も注意も中傷も、すぐそこに相手がいる小さな会社なのにすべてメールでしていたのです。 会社としての大きな仕事でも、協力を求めると嫌な顔しかされず、協力したときは「ありがとう」の一言もない。そのうち「協力すると損だ」という雰囲気が蔓延し、より自分だけの世界にのめりこんでいく・・・ そんな負のスパイラルを、上はひたすら「下が悪い。やる気がない。」と怒鳴りつけていました。希望をもって入社した優秀な若者が戦い疲れ、無気力になったり職場を離れていく姿を何人も目にして、つらかったです。 転職してすぐこの本に出会い、すぐに前職場の友人に紹介しました。 本当は上層部の人たちに読んでもらいたいです。この本を読むことで「気づき」になってほしいと思っています。
この本を読んで、不機嫌な職場とはそういうことだったのかと、納得することが多かったです。 相手の意図が見えなくなると、その人の言動の意味がわからなくなり、ちょっとしたことがきっかけで相手を信頼できなくなる。 そんな連鎖が職場に広がっていくと、何かみんなが関わりあえない、よそよそしさを感じるようになってしまう。 また、そのような相手の意図が見えにくにさせてしまった3つの構造的要因(役割構造、評判情報、インセンティブ)を、 どのように解決していけばよいのかについても、 面白い各社の事例を交えながら、その背景にある基本的な考え方を解説してくれています。 大事なのは、「感謝と認知のフィードバック」。 協力し合える関係づくりの基本を見直すということだと思いました。 職場がなんとなく変だなと感じている人には、ぜひ読んで欲しい本だと思います。