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違いを見ぬく統計学―実験計画と分散分析入門 (ブルーバックス)

違いを見ぬく統計学―実験計画と分散分析入門 (ブルーバックス)

良い / 口コミ件数 : 6


価格 : 987 円





クチコミReview一覧
評価の高い順 評価の低い順 書き込み日の新しい順
口コミ件数:6 1 2 次ページ
1.  とても良い 萩原 湖太郎さん 書き込み日: 2001年12月01日

これはオススメ

 実験の考え方と分散分析というものを、基礎的なレベルから丁寧に解説してくれている良書。とてもわかりやすい! 高校生でも理解できると思います。本書を読んで、二要因の分散分析というものが何をやっているのかよくわかりました。数式を用いた厳密な証明は省かれていますが、基本的な考え方がかえってクリアになっていると思います。そのため、人文・社会科学を学ぶ大学生で統計学につまずいている人には一読をオススメします。価格も1000円程度と安価ですし、とにかくこれは絶対オススメです。



2.  とても良い さん 書き込み日: 2005年03月23日

すばらしい本

 分散分析が何をしようとしているのか、その限界を含めた特徴が具体的によくわかりました。また、実験計画の理念が分散分析という方法を通して身にしみてくる感じです。分散分析を理解しようと挑戦したけどつまずいたことのある人、分散分析を小手先だけ使ってる人、に目からうろこの出る一品かもしれません。出てくる数式も筆者の伝えたいことを効率的に表現する目的にとどめてあると思います。そもそも、元々数式で表現された理論をまるで数式なしに読み解くのは、芥川龍之介を全部ひらがなで読むようなものです。ご一考を。
 根気強く読まれるなら数式が苦手な人にも、数式に親しむチャンスにもなるし、入門書としてもすぐれた本だと思いました。



3.  良い akiakiさん 書き込み日: 2005年03月02日

実験計画と分散分析は表裏一体の関係だった・・

本書は、実験計画法の入門書に当たる、文型にでも理解できるような形式をとった良書である。実験には目的がある。本書で用いられる例では、農場実験を行う場合、新品種の稲が収穫量に影響するかどうか、が目的となる。この時注意しなければならないのは、新品種以外の変数が収穫量に及ぼす影響である。実験では、こうした点をコントロールする必要がある。すなわち、実験とは、ある条件を一定としたときに、目的となる特性値に対して、他の変数が影響しているかどうか、を調べる方法であり、実験計画法とは、これら一連の手法を体系的に扱うものである。

ところで、実験計画法には、2つの局面がある。1つは実験の計画であり、もう1つはその解析方法である。前者は、目的に応じてどのような実験を行えばよいか、どうすればデータを効率的に集められるか、を考える領域であり、後者は、得られたデータをどう処理して結論を出すか、これを考える領域である。この領域は、分散分析法として知られている統計的手法を用いることになる。

実験計画法は、記述のように、他の変数が特性値に影響しているかどうかを調べるものであるが、他の変数が特性値に影響する、というとき、その変数は、1つだけとは限らない。複数個が特性値に影響する場合がある。このように、影響する変数が増えれば増えるほど、実験の計画も複雑になる。こうした場合、実験を計画する、ということが重要になる。こうした状況は、社会が複雑化すればするほど起こりうるものであり、現在において、かなり重要度が高い手法である、といえる。



4.  普通 地方の精神科医さん 書き込み日: 2007年01月22日

残念!これは教科書だった。読本とはいえないわかりにくさだ。

われわれ素人にとって、専門書を読んでいく難しさは以下の三点に尽きる。
1)その分野の言語の使用法が日常言語の使用法と違うことにしっかりと気づくこと
2)専門用語の語用論をひとつひとつ覚えて行くこと
3)この作業をめげずに丹念に積み上げてゆくこと
この本では身近な具体例を通してまずは専門用語が提示される。それはいいだろう。
しかし次からがついていけない。
提示され、定義されたコトバを、「一回言ったからもうわかったね」という感じで「わかっている」と看做して次々に論が積み上げられてゆく。
 例えば、母数,変数量,繰り返し,G研究,D研究,などなど…
おいおい。こちとらそんなにワーキングメモリーの許容量がないよ!、と悲鳴を上げてしまうのは私だけ?
このコトバの意味って何だったっけ?と振り返っているうちに今までの論旨の流れを忘れてしまっている。これではまるでADHD児が授業についていけない姿と一緒だ。
だからついていけない。
そうなのだ。わかりやすい授業とは
・日常用語とは語法の違うコトバをその都度確認し続けること
・積み上げるべきコトバの使い方を覚えさせるためにその場で簡単なドリルを繰り返すこと
・その上で今までの論の流れを図解などを駆使しつつ相手の意識の流れから途切れさせないように配慮すること
これらをしっかりと実践しているのが「授業の実況中継を本にしたような解説書」なのである。例えば「まんがでわかる統計学シリーズ」など。
残念ながらこの本は著者も述べているように教科書になっている。
しかし著者が意図したような「寝転がって読めるような教科書」にはなっていない。
と、いうことで私は分散分析がよくわかるようなもっと別の本を探さなくてはならなくなった。



5.  悪い visnuさん 書き込み日: 2004年10月10日

入門書とはいえない

サブタイトルに分散分析入門とあるが、入門書にしては欲張りすぎ、すぐに数式の羅列がはじまる。ある程度 実験計画法をかじった者が整理のために読むのならともかく、本当の初心者が入門書とするには、無理がある。統計が嫌いになること請け合い。



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