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毒になる親―一生苦しむ子供 (講談社プラスアルファ文庫)

毒になる親―一生苦しむ子供 (講談社プラスアルファ文庫)

とても良い / 口コミ件数 : 65


価格 : 819 円





クチコミReview一覧
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1.  とても良い naaさん 書き込み日: 2004年03月10日

虐待した親を子どもは許さなくてよい

私は心理的(情緒的)虐待を主に受けて育ちました。
これまでの虐待関係の書籍では、身体的虐待やネグレクト、性的虐待のことは語られても、情緒的虐待について詳しく述べられたものはあまりありませんでした。この本は情緒的虐待に初めてスポットを当ててくれた画期的な一冊だと思います。

私はこの本を読んで泣きました。少しずつ読んでは泣きました。

書籍を介して一種のセラピー的なものを著者から受け取っていたのだと思います。

この本の中で、特に「親を許さなくてよい」という主張は瞠目に値します。
各種心理学関連書籍で「ゆるしがいやしにつながる」といった主張をされている方々がおられますが、こと虐待に関しては絶対に違うと思います。

虐待していた親を許すということは、自分が虐待されていた状況を許すということです。自分は虐待されても仕方なかったんだと認めることです。

そんなことはできません。私も、ほかの誰だって、世界中の誰だって、虐待されて当然な子どもなんていません。

だから、私たち虐待を受けたものは、「親が未熟だったのだ」「親が間違っていたのだ」というところから、自分の価値観を見直す必要があるのです。

最近衝撃的な虐待事件が相次いでいます。表面的に一種の社会現象と捉えて済ましてしまう人もいるかとは思います。

でも、本格的に虐待とはどんなことなのか、人にどんな影響を与えて、どんな治療がなされるのか、といったことに関心のある方にはお薦めの一冊です。文庫化で購入しやすくなっていますし。

どうか虐待問題に関する知識を、もっと、みんな、もってください。



2.  とても良い a_pptmさん 書き込み日: 2004年04月21日

方法が分かった気がします。

ここのレビューをみてこの本を買いました。
自分はアダルトチルドレンではないかと思い、少しでも状況を変えたくてすがりつくように何冊も読みあさりました。

たくさんの情報を得て、やっぱり私も私の親もアダルトチルドレンなのだということはわかっても、どうにも出来なくて途方に暮れていたところ、がつんと道が見えた、視界が良くなったという気がします。

他の方がおっしゃっているように親を許す必要はないということ。それで私は「ああ、これで私は連鎖をつなげなくてすむのだ」と思いました。親と同じになりかねない恐怖からは解放された感覚です。親に気持ちを理解して許すということは私も誰かを犠牲にしながら理解を強要して許してもらうような生き方をするしか無いような気がして、未来が見えなくなっていたのでしょう。
ただ、「知る」ということは傷みを伴います。私はこの本のエピローグは生涯忘れないでしょう。



3.  とても良い mimi9925さん 書き込み日: 2004年09月28日

TOXIC PARENTSを持つあなたに

正直いって、今までAC関連の本を数冊読んできましたが
この本は一番嘘がなくて、率直な意見を書いておりとても
好感が持てました。
いくら分厚くても臨床例ばかり書いていて
解決方法が全く書いていない本が非常に多いんですが
この本は両方のバランスがとてもいいんですよ。
値段のわりに元が取れたなと思いました。

ひどいことをした親を無理やり許す必要はない。
自分の怒りをしまいこんでまで許す必要はないとはっきり
著者はおっしゃっています。
私は、例え親子の間であっても言ってはいけないこと
してはいけないことの区別ははっきりつけるべきだと思うのですが
そんな当たり前の事も分からずに未熟なまま子供を産み育てる親が
なんて多いんだろうと日々憤りを感じています。

幼いながらに家族と戦わなければならなかった
方に是非この本をお勧めします。



4.  とても良い ギズモちゃんさん 書き込み日: 2007年11月30日

読んでいて胸が苦しくなった・・・

今まで、ACについての本やゆるしについての本を読んできて、自分を育ててくれた親なんだからと理屈はわかっても、どうやったら許せるのか具体的に書いてある本は、私が読んだ中にはこの本以外になかった。

私も私の弟と妹も、中学生くらいからずっと人間関係で悩んできてうつ状態になり、自殺まで思いつめたのは、アル中の父親のせいだろうと思っていたが、カウンセラーに催眠療法をしてもらうと、母親に対しての怒りと悲しみの方が強い事がわかった。

自分で子供を持つと、良くも悪くも自分が親から受けたのと同じような事を、言ったり行ったりしてしまう事に愕然とさせられる。これを連鎖させてはいけないと思い立ち、この本に書かれてあるように、母親に落ち着いて聞いてもらう事にしたが、かえってきた反応がまさしく!本に書かれてあったのと同じで驚いた。

もう一度、今度は近いうちに手紙を書こうと思ってはいるが、母親の出方によっては確かに、自分が狂う前に縁を切ったほうがこの毒の連鎖を切れると、この本を読んで確信している。



5.  とても良い どんどこ彦左さん 書き込み日: 2004年03月11日

負の連鎖を断ち切りましょう

今この、たくさんの方のレビューを読んでおられる方は、その深い悩みの解決の入り口に
立っていると言えます。「この本にもっと早く出会っていたかった」それが私の今の気持ち
です。
私自身この本に出会って、おぼろげだったものが、かなりしっかりと霧が晴れていくように
解ってきたと感じています。

内容には、かなり衝撃的な印象をもたれると思います。
子は親を選んで産まれてくることを許されません。そして、親に対する悪い感情は、
社会的にタブー視されるため、自身から自然に感情を発現させることができなくなり、
抑うつ的になって長く苦しむことになるのだと思います。今や中年となてしまった私も、
長い間、「親を変えよう」と試みていました。
「自分の気持ちはいつか必ず理解してもらえるはず。何故なら、私の愛すべき親なのだから」
そう考えていました。しかし、現実は徒労でした。その後は、あきらめの気持ちになり
ました。
そして破滅的な生き方になって行ったと感じます。

本書は、自身の感情のコントロールから、対応の仕方まで書かれています。すべてを
本のとうりに実行するかどうかは別としても、気が付かなかった問題を理解するため、
真の自分自身を取り戻すために、一読をお勧めします。
かなりの覚悟が必要だと思います。しかし、勇気を出して!!!



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