とても良い / 口コミ件数 : 13件
価格 : 924 円
第28回大宅壮一ノンフィクション賞&第19回講談社ノンフィクション賞W受賞作品。 在日朝鮮・韓国人とは誰なのかという根本的なことから、彼らから見た世界や、彼らの置かれている現状を描いた作品。 今まで生きてきた中でおそらく知らずの内に接してきたであろう彼らについてあまりにも無知だったことを痛感した。また、これから生きていく中で彼らを見る目というより、様々な人種、民族が生きる世界全体を見る目が変わったかもしれない。私にとってまさにターニングポイントになった本かもしれません。 因みに、私は第12章に綴られている新井英一さんの「清河(チョンハー)への道」という50分ほどの歌を読破後に聴いて、心を揺さぶられました。
ソレデハ…
自身が在日である自分にとって本書に出会えたことは一つの幸運であった。著者が在日について客観的に考察を述べる場面などは、日ごろ自分が持ち得なかった視点や考えを私にあたえてくれた。
いわゆるコリアン(韓国&朝鮮の人たち)について、日本人の著者で、第三者的視点からきちんと描けている本は本当に少ない。というか、コリアンについて書いてある本は、著者の視点の置き方にかなり問題を抱えているものが大い。知りたいのは、好き嫌い、悪い良いってことじゃないんだ!ってことなんですが…。なわけで、読者としてはかなり懐疑的に読まないとつらくて、半ば諦めていたときに出会ったのが、この本。“どうしてそうなのかなぁ…”というコリアンへの素朴な疑問を、この著者は注意深く丁寧に追っている。なぜ、金日成主席が熱愛されるのか? コリアンがロス暴動で被害者になった件の真相とは? サッカーの日韓戦になんであれほど興奮するのか? 在日の人たちを考える上で、世界に散らばったコリアンという民族が、どう生きているのかという視点は新しかった。そして、締めくくりが、阪神大震災でのさまざまな出来事から見る、日本とコリアンの関係。これですべてというわけではなく、まさに初歩的な本だから、はじめての旅行の前におすすめ。読後は、ソウル2泊3日の旅が刺激的で楽しいものになるはず。
いわゆるコリアン(韓国&朝鮮の人たち)について、日本人の著者で、第三者的視点からきちんと描けている本は本当に少ない。というか、コリアンについて書いてある本は、事実を伝える上での視点の置き方について、かなり問題を抱えているものが大い。なわけで、読者としてはかなり懐疑的に読まないとつらくて、半ば諦めていたときに出会ったのが、この本。“どうしてそうなのかなぁ…”というコリアンへの素朴な疑問を、この著者は注意深く丁寧に追っている。なぜ、金日成主席が熱愛されるのか? コリアンがロス暴動で被害者になった件の真相とは? サッカーの日韓戦になんであれほど興奮するのか? また、在日の人たちを考える上で、世界に散らばったコリアンという民族が、どう生きているのかという点は新しかった。そして、締めくくりが、阪神大震災でのさまざまな出来事から見る、日本とコリアンの関係。これですべてというわけではなく、まさに初歩的な本だから、はじめての旅行の前におすすめ。読後は、ソウル2泊3日の旅が刺激的で楽しいものになるはず。
非常に丁寧な取材に基づいて編み上げられた本です。登場するコリアンたちが真摯な態度で著者の取材に答えている様をから伺うに、取材者と被取材者との間のラポールがきちんと築き上げられているのだな、と好感が持てました。
この本に描かれている世界は知っているようで知らないもので、発見させられる思いが続きました。読んで損はないと思います。