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価格 : 1,365 円
山科言継の日記をもとに当時の社会を描く本ですが、この言継が庶民的でなかなか楽しいかんじがしました。貴族も大変だなぁ。というのが感想です。衰退する貴族の世界と、そこでなんとか生きていこうとする言継の姿は、過去の栄華にとらわれているだけではない、生な貴族のあり方を見せてくれているように思います。戦国大名の話などもあるので、
戦国時代を勉強するためにも面白い本です。この時代の貴族については、あまり関心がもたれてない気がするので、新鮮な印象です。
戦国時代の貴族は先祖伝来の土地を奪われ、収入が激減したはずなのに、 どうやって生き延びてきたのかという疑問が前々からあったのだが、 この本を読むと、各地の守護大名の間をまわって 和歌や蹴鞠のレッスン料を稼いだり、この山科言継のように医者をやって 生計を立てたり、とにかく涙ぐましい努力をしていたことがわかった。 山科言継の偉いところは、自分の生活とは別に内蔵頭という職務で 皇室経済を支え続けたことである。天皇家が戦国期を乗り切ったのも こうした公卿の努力によるところが大きいと思われる。 山科言継に直接あまり関係ない近畿の城郭の話に 相当ページ数を割いているのが減点ポイントか。