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価格 : 1,680 円
漠然と日本語を知っていても、本当に知っていることにはならない。本辞典のように時代を区切ってその時代背景の中で解き明かしてくれると、納得できるものになり、言葉が身に付く思いになる。単語数が爆発的に増えた近世の「助走の時代」であるとも言えるが、古代日本語が近世日本語に大きく変わる、過渡期として国語史の最も注目すべき時代とみたい。中世、室町、戦国時代の実像を「生きた用語」に焦点を当てた本書編集の試みに賛意を覚える。 「安堵」=領地の所有権を認められること。堵という文字は垣根を意味し、垣根という空間の中で安心している状態。「一所懸命」というように、武士にとって自分の土地を護ることは、最も大切なこと。主君に〈奉公〉することは「安堵」という〈御恩〉を受けるためだった。 「日葡辞書」には、「以前に自分が所有していた本来の領地に戻ること」とある。この辞書は、日本語・ポルトガル語の辞典として貴重。 「跡目」=相続人。「日葡辞書」にも「後継者、あるいは相続人。また、遺産」と訳される。応仁の乱のように、相続を起因とする争いは、絶え間なかった。そのため、家臣にとって、主君が正当な相続者を「跡目」と定め、相続権を「安堵」することは、重大な事であった。 この時代を象徴するような言葉の「下剋上」…秀吉は自身が「天下人」になってからは、これを防ぐ立場となった。 本書は、この時代特有の用語を数多く取り上げ、簡明に図解して、合戦・権力構造・暮らしの「戦国絵巻」として充実したものとなっている。
戦国時代のことは詳しく書かれている本は少ないので知らない言葉もあろうかと購入しましたが普通に小説を読み、かつ前後の意味を考えればこう言う事だと分かるようなことが大半でした。 軍の成り立ちや城作りのことは本ではそれ程詳しくないので興味を持って読めはしましたがもう少し詳しく書かれていると思っていた分、拍子抜けしました。