普通 / 口コミ件数 : 7件
価格 : 760 円
間違いなく、いい本だとは思います。 色々な立場の人を取り上げ、それぞれの思うところをまとめていく。 生々しい意見が多いので、現状を考えるには物凄く役立ちます。 ただ、やはり加筆修正が足りない気がします。 連載当時からほぼ変わっておらず、少々物足りませんでした。 また、これは連載当時から感じていたのですが、著者の導き出した結論がどうもすっきりしません。 著者の経験則にインタビューをどうにか染みこませた、という感じでしょうか。 結論自体は「なるほど」と思いましたし、考えさせられるところも多かったです。 しかし、数々のインタビューを経た上での結論としては、何か喉に引っかかった感じがしました。 連載当時は、毎週の執筆という時間的制約があったのかもしれません。 ですが、書籍として出すなら、やはりそこはきっちりと詰めてほしかったです。 詰まるところ、やはり加筆不足ということでしょうか。 星3つと迷いましたが、本書の有意義さを考慮して、星4つにしました。
著作権問題に関して、ここ2〜3年の出来事に関連する人物を取材・インタビューして、その人達がどのように考えて行動しているのかをまとめたドキュメンタリー・レポートである。 読み終えて感じることは、このままでは、著作権者も、著作隣接権者も、事業者も、消費者も幸せにはなれそうにないことである。 ここでも政治の無策が、日本カルチャーの発展成長を妨げている状況が見えてくる。 日本が著作権後進国に転落していかないことを願うばかりだ。
某連載の新書版なのですが、「***について先週号で書いた」とかいう 記述が見受けられます。 細かいことですが、こういうのっ単行本・新書・文庫などで書籍化するときに 修正しとかないと駄目ちゃいますか?、アスキーさん。 こういう些細なミスをあると、本書の内容にイマイチ信じられなくなります。 良書と思いますが。。。 最後に「加筆・修正を行った」とは書かれていますがね。。。
著作権問題で、議論の最先端、中心にいる人物、団体をインタビューした記事のまとめ。著作権でもっとも保守的な考え方をしている。悪名高いジャスラックのほか、テレビ業界団体、早稲田の境准教授、政策大学院の岡本教授、津田大介氏など人選は優れている。中でも、岡本教授の話は示唆があった。 メディアの場合、著作権のクリエイターでありながら、ユーザーになることも非常に多い、そしてネット化で、一般人にもマスメディアの苦悩が課せられるようになった。ネット対応の著作権法の全面改正を訴える声も多いが、本書を読んでいるとあまり必要性も感じなかった。
本書でも触れられている「まねきTV」についての東京地裁判決がでた。 タイムリーなので読んで見た。 権利者、ユーザー、事業者、研究者と、関係すると思われる様々な立場の人々へのインタビューを基に構成されている。が、それぞれの主張はまあ要約されているのだが、著作権の何が問題か、ということを抽出しきれてはいない。 著者が、なぜだかよくわからないのだが悩んでいるんだな。 この歯切れの悪さは著者がメディアの製作現場を知りすぎているからなのか。 読んでるほうも困ってしまう。 個人的にはダビング10がらみでJASRACが集めた補償金がどのように権利者に還元されているのかに興味があったのだが、そうゆう方面に切り込む本ではなかった。 雑誌の連載ならこれでもいいが、新書にするならちゃんとまとめて欲しい。 編集のノルマがきついのか?出版も本書で紹介されているTVと一緒でとりあえず回ればいいことになってしまっているのか?など、余計なことを考えてしまった。